工業用砥石を製造、販売する目的で第一製砥所(個人営業)を創業、ビトリファイド研削砥石の製造ならびに販売を開始
呉市で砥石メーカー「第一製砥所」として創業。当時の呉市は、戦艦大和の建造で知られる呉海軍工廠があり、日本一と言われたハイテクのメッカで製砥業も栄えていた。しかし、優秀な先発同業者が多かったために後発組の当社は品質的にも官需の仕事がとれず、やむなく民需を求めて本社を東京に移した。その後、戦後の復興期、電力計メーカーから思いがけない商談が持ち込まれた。それは電気の使用量を計測するための積算電力計の内部にあるC型の磁石の先端を研削、研磨する必要があり、このC字型磁石研削用の砥石を作れないかというものだった。技術陣を総動員して砥石の薄型化に取り組み、当時としては驚異的な厚さ1.2ミリの高精度薄型砥石の開発に成功。これを契機に、ものを「精密に」切断するというテーマに関心を向け始めた。