京セラ — 研究開発・設備投資
研究開発費・設備投資額および売上高比率の推移(連結)
研究開発費 推移
設備投資 推移
研究開発・設備投資サマリー
指標 FY16 FY17 FY18 FY19 FY20 FY21 FY22 FY23 FY24 FY25 FY26
売上高(百万円) 1,479,6271,422,7541,577,0391,623,7101,599,0531,526,8971,838,9382,025,3322,004,2212,014,4542,070,203
研究開発費(百万円) 58,75555,41158,27369,92779,24175,45784,12394,277104,290116,087115,701
売上高研究開発費比率 4%3.9%3.7%4.3%5%4.9%4.6%4.7%5.2%5.8%5.6%
設備投資額(百万円) 68,93367,78186,519117,049106,003117,106151,771173,901161,684141,932149,099
売上高設備投資比率 4.7%4.8%5.5%7.2%6.6%7.7%8.3%8.6%8.1%7%7.2%
研究開発活動本文

6 【研究開発活動】

  当社は、市場性や当社のコア技術、及び将来性を考慮した上で、社会課題の解決に向けた研究開発活動を積極的に推進しています。具体的には5Gや6G、次世代光通信、高度道路交通システム、エネルギーデバイス及びエネルギーマネジメントシステム、デジタルヘルスケア等での事業機会獲得に向けて、国内外の研究開発拠点の再編を通じた技術力や人材育成の強化、及び社内外の連携強化による新技術、新製品開発に努めています。また、グローバルベースで多様化する顧客ニーズへの一層の対応に向けて、近年設立した海外研究開発部門との連携を強化し取り組んでいます。さらに、アカデミア等の社外リソースを活用するとともに、オープンイノベーションを推進し、新たな事業領域の創出に努めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

 

(1)コアコンポーネント

  当レポーティングセグメントでは、創業以来培ってきたファインセラミックスをはじめとする材料、プロセス、設計、加工技術等のコア技術を活かし、半導体、情報通信、産業機械や自動車関連等の幅広い市場向けに高付加価値製品の開発に努めています。また、総合力を生かした新製品、新事業の開発強化に向けて、各部門を横断したプロジェクトを進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.産業・車載用部品事業

  半導体製造装置市場向けには、特に今後も拡大が見込まれる先端半導体に対応した微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料の開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ新材料や新たな機能部品の開発を、グループ内だけでなく外部と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用して進めています。

  自動車関連市場向けには、自動車の安全性向上に寄与する高度な画像センシング技術を活用した車載カメラ等の開発に取り組んでいます。

 

b.半導体関連部品事業

  情報通信市場においては、AIデータセンターやネットワーク機器の高速大容量化や低消費電力化に伴い、半導体部品の微細化・高機能化が進んでいます。加えて、大容量処理に向けた光伝送化の需要も高まっています。一方で、車載用半導体においては統合ECUによるAI認識及びAIインターフェイスを用いてシステム制御の集約化が進んでいます。

  このような市場動向を踏まえ、セラミック材料事業では、高速光通信用パッケージや光電集積モジュール、高強度・高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージ、チップレットパッケージのセラミックコア基板の開発に取り組んでいます。

  有機材料事業においては、デバイスの大型化・高機能化に対応するハイエンド大型・高多層パッケージの開発を中心に取り組んでいます。

 

c.その他

  主に人工関節や人工歯根を展開している医療機器事業では、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の緩みを抑え長寿命化を実現する3D積層造形技術や、抗菌性を付与した製品開発に取り組んでいます。これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、新規医療分野への取り組みとして、デジタルヘルスケア関連製品の開発等を推進しています。

 

(2)電子部品

  当レポーティングセグメントでは、京セラ㈱の電子部品事業とKAVXの技術融合による新製品開発の強化に努めています。具体的には、京セラ㈱の電子部品事業の生産技術力とKAVXの設計力を融合し、自社特許技術を活用したセラミックコンデンサの開発等に取り組んでいます。

  情報通信市場では、5GやIoT関連製品の普及に伴う通信端末や基地局の高機能化に加え、AI機能搭載の機器が増加するトレンドにより、部品の小型化や高機能・高信頼性等が求められています。これらの要求に対し、温度や湿度への信頼性を高めた小型高容量のセラミックコンデンサやSAWデバイス、小型高周波特性の水晶部品やシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子・発振器、高速通信用のコネクタ等の製品開発を進めています。

  また、ADASや電装化が進む自動車関連市場や、先端半導体の拡大により高温度保証の要求が高まっている半導体関連市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ等、各種制御部品等の開発を行っています。

 

(3)ソリューション

  当レポーティングセグメントでは多様な事業を有している特長を活かし、ビジネスモデルや開発モデルの共有等を通じ、相乗効果の最大化に取り組んでいます。これまで各事業で培ってきた技術の活用により、情報通信、環境・エネルギー関連等において、イノベーションの創出に向けた研究開発を進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.機械工具事業

  機械工具事業では、ソリューション型ビジネスによる顧客の課題の解決と、産業市場や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいます。自動車やエネルギー、航空機、医療分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具では、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組んでいます。また空圧・電動工具では、建築・建設土木等の産業における生産性改善や作業環境改善に寄与する製品やソリューションについて、京セラグループが有する多様な技術を活用し新製品開発を推進しています。

 

b.ドキュメントソリューション事業

  当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については、低ランニングコストと高い環境性能の両立を図るため、長寿命な機器及び廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発を進めています。また、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携により、情報共有の質や業務効率改善に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。さらに、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

  商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高耐久性・高生産性と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。また、産業用インクジェット事業では、グループ内に有するインクジェットヘッド技術やインク技術等のシナジーによる、ほとんど水を使用しない環境性能の高いデジタル捺染機の印刷品質向上等に向けた開発を進めています。

 

c.コミュニケーション事業

  通信機器事業では、5G対応スマートフォン端末やタブレット端末、通信モジュールの開発を行っています。さらに、当社が有している端末、システム技術、並びに通信機器事業で培った無線通信技術を活用しソリューションの開発及び事業展開を進めています。

  情報通信サービス事業においては、労働力不足が深刻な物流現場の自動化や、高度化するICTインフラの効率化を推進する開発に取り組んでいます。具体的には、AIを活用した物流倉庫の自動搬送・省人化ソリューションの開発や、通信インフラ建設の高度化に取り組んでいます。これらを通じ、持続可能な通信インフラの構築を進め、社会全体の生産性向上に寄与することを目指しています。

 

d.その他

  スマートエナジー事業においては、太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの自家消費ニーズに対応し、エネルギーの効率的な利用を実現する製品及びシステムの開発に取り組んでいます。また、太陽電池モジュールや当社独自の技術を活用した高安全・長寿命のクレイ型蓄電池をはじめとする新製品の開発や品質の向上を推進しています。さらに、電力の需給バランスの最適化を支えるエネルギーマネジメントシステムの開発にも注力しています。

 

  上記の各レポーティングセグメントでの取り組みに加え、その他の事業においては、事業部門やレポーティングセグメントの枠組みを超えて、京セラグループの総合力及び社外リソースも活用し、社会課題の解決に貢献する新事業の開発を進めています。

  労働人口の減少による人手作業を伴う現場における労働力不足問題の解決に貢献するため、協働ロボットをAIと3Dビジョンで知能化するクラウドシステム「京セラロボティックサービス」の開発を行っています。加えて、交通事故ゼロ社会の実現に向け、通信や車載分野で培ってきた技術を応用したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)無線路側機、ITS通信モジュールなど、路車協調システムの開発に取り組むとともに、より高度な情報通信社会の実現に貢献する5Gミリ波のエリア拡大に対応した通信インフラ機器の開発にも取り組んでいます。

  また、低炭素社会の実現に貢献する基幹材料である窒化ガリウム(GaN)デバイスの応用システム開発等に取り組んでいます。

 

  このように、当社の研究開発活動は広範な領域に及びますが、研究開発人材、活動、投資を、ROI(投資利益率)の高いコア領域や早期の事業化が見込まれる開発テーマに集中的に配分することとし、研究開発活動の実効性向上を図っています。

 

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

21,404

26,120

22.0

 

電子部品

13,988

15,888

13.6

 

ソリューション

41,028

37,499

△8.6

 

その他の事業

39,667

36,194

△8.8

 

研究開発費

116,087

115,701

△0.3

 

売上高比率

5.8%

5.6%

-

(注)当社は、当連結会計年度より、前連結会計年度まで「コアコンポーネント」セグメントに含めていた宝飾・応用

商品事業を「ソリューション」セグメントに、「ソリューション」セグメントに含めていたディスプレイ事業

を「コアコンポーネント」セグメントに含めて業績管理することとしました。これに伴い、前連結会計年度の

レポーティングセグメント別研究開発費は、この管理区分にて表示しています。

6 【研究開発活動】

  当社は、市場性や当社のコア技術、及び将来性を考慮した上で、社会課題の解決に向けた研究開発活動を積極的に推進しています。具体的には5Gや6G、次世代光通信、高度道路交通システム、エネルギーデバイス及びエネルギーマネジメント、デジタルヘルスケア等での事業機会獲得に向けて、国内外の研究開発拠点の再編を通じた技術力や人材育成の強化、及び社内外の連携強化による新技術、新製品開発に努めています。また、グローバルベースで多様化する顧客ニーズへの一層の対応に向けて、新たな海外研究開発部門を設け取り組んでいます。さらに、アカデミア等の社外リソースを活用するとともに、オープンイノベーションを推進し、新たな事業領域の創出に努めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

 

(1)コアコンポーネント

  当レポーティングセグメントでは、創業以来培ってきたファインセラミックスをはじめとする材料、プロセス、設計、加工技術等のコア技術を活かし、半導体、6G、産業機械や自動車関連等の幅広い市場向けに高付加価値製品の開発に努めています。また、総合力を生かした新製品、新事業の開発強化に向けて、各部門を横断したプロジェクトを進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.産業・車載用部品事業

  半導体製造装置市場向けには、特に今後も拡大が見込まれる先端半導体に対応した微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料の開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ新材料や新たな機能部品の開発を、グループ内だけでなく外部と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用して進めています。

  自動車関連市場向けには、自動車の安全性向上に寄与する高度な画像センシング技術を活用した車載カメラ等の開発に取り組んでいます。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC向けセルスタックの高効率化に向けて開発を強化しています。

 

b.半導体関連部品事業

  情報通信市場においては、データセンター用サーバーやネットワーク機器の高速大容量化や低消費電力化に伴い、半導体部品の微細化、高機能化が進んでいます。また、IoTの進展も加わり、5G等の端末機器に加え通信インフラの整備が進んでいます。一方、自動車関連市場においては、ADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場での各種センサーの需要が増加しています。

  このような市場動向に対し、セラミック材料事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等のより高い周波数に対応する光通信用パッケージ、高輝度な自動車ヘッドライト向けに放熱性や耐久性に優れたLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機材料事業においては、生成AI関連を中心に高成長が見込まれる情報通信市場向けには、データ伝送の高速大容量化対応として高速信号・広帯域メモリー接続に適した大型高多層製品のパッケージの開発を、自動車関連市場向けにはADAS用高信頼性パッケージ及びミリ波レーダー用基板の開発を中心に取り組んでいます。

 

c.その他

  主に人工関節や人工歯根を展開している医療機器事業では、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の緩みを抑え長寿命化を実現する3D積層造形技術や、抗菌性を付与した製品開発に取り組んでいます。これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、新規医療分野への取り組みとして、デジタルヘルスケア関連製品の開発等を推進しています。

 

(2)電子部品

  当レポーティングセグメントでは、京セラ㈱の電子部品事業とKAVXの技術融合による新製品開発の強化に努めています。具体的には、京セラ㈱の電子部品事業の生産技術力とKAVXの設計力を融合し、自社特許技術を活用したセラミックコンデンサの開発等に取り組んでいます。

  情報通信市場では、5GやIoT関連製品の普及に伴う通信端末や基地局の高機能化に加え、AI機能搭載の機器が増加するトレンドにより、部品の小型化や高機能・高信頼性等が求められています。これらの要求に対し、温度や湿度への信頼性を高めた小型高容量のセラミックコンデンサやSAWデバイス、小型高周波特性の水晶部品やシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子、高周波対応のコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  また、ADASや電装化が進む自動車関連市場や、先端半導体の拡大により高温度保証の要求が高まっている半導体関連市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、小型・高放熱のディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種制御部品等の開発を行っています。

 

(3)ソリューション

  当レポーティングセグメントでは多様な事業を有している特長を活かし、ビジネスモデルや開発モデルの共有等を通じ、相乗効果の最大化に取り組んでいます。これまで各事業で培ってきた技術の活用により、情報通信、環境・エネルギー関連等において、イノベーションの創出に向けた研究開発を進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.機械工具事業

  機械工具事業では、ソリューション型ビジネスによる顧客の課題の解決と、産業市場や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいます。自動車やエネルギー、航空機、医療分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具では、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組んでいます。また空圧・電動工具では、建設等の産業におけるプロ向け、DIY等一般向けの工具、消耗品等、安全で快適に使用できる製品について、京セラグループが有する多様な技術を活用し新製品開発を推進しています。

 

b.ドキュメントソリューション事業

  当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については、低ランニングコストと高い環境性能の両立を図るため、長寿命な機器及び廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発を進めています。また、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。

  商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高耐久性・高生産性と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携により、情報共有の質や業務効率改善に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

 

c.コミュニケーション事業

  通信機器事業では、法人企業向けを中心に5G対応スマートフォン端末やタブレット端末、5Gコネクティングデバイスの開発を行っています。さらに、当社が有している部品や端末、システム技術、並びに通信端末事業で培った無線通信技術の活用とともに、外部機関との連携による新技術の開発を進めています。ADASや自動運転システムの高まりに伴い需要の増加が期待される車載用通信機器の開発にも取り組んでいます。

  情報通信サービス事業においては、IoTプラットフォームやローカル5G構築といったインフラ系サービスの他、あらゆる場面で利用されるようになったAIやセキュリティの製品・サービス開発等、DXの推進により複雑化・高度化する顧客ニーズへの対応を進めています。

 

d.その他

  スマートエナジー事業においては、太陽光発電等の再生可能エネルギーの自家消費ニーズに対応し、エネルギーを効率良く使用するための製品及びシステムの開発に努めています。太陽電池モジュールや当社の独自技術を活かし、量産技術を確立した高い安全性・長寿命のクレイ型蓄電池、小型・高効率発電の燃料電池(SOFC)等、様々な新製品の開発や品質の向上に取り組んでいます。さらに、電力を効率良く活用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発に注力しています。

 

  上記の各レポーティングセグメントでの取り組みに加え、その他の事業においては、事業部門やレポーティングセグメントの枠組みを超えて、京セラグループの総合力及び社外リソースも活用し、社会課題の解決に貢献する新事業の開発を進めています。

  生産年齢人口の減少による生産現場における労働力不足問題の解決に貢献するため、協働ロボットをAIと3Dビジョンで知能化するクラウドシステム「京セラロボティックサービス」を開発していることに加え、安全な自動運転を実現する路車協調システムの事業化に向けて、通信と車載、光学の分野で培ってきた技術を応用したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)無線路側機、FIR(Far Infrared Rays:遠赤外線)カメラセンシングシステム等のインフラ向け機器、車載用無線機の開発に取り組むとともに、より高度な情報通信社会の実現に貢献する5Gミリ波や6Gのエリア拡大に対応した通信インフラ機器の開発にも取り組んでいます。

  また、低炭素社会の実現に貢献する基幹材料である窒化ガリウム(GaN)デバイスの応用システム開発等に取り組んでいます。

 

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

17,802

20,838

17.1

 

電子部品

14,490

13,988

△3.5

 

ソリューション

40,416

41,594

2.9

 

その他の事業

31,582

39,667

25.6

 

研究開発費

104,290

116,087

11.3

 

売上高比率

5.2%

5.8%

-

(注)当社は、当連結会計年度より、前連結会計年度まで「その他の事業」に含めていたエネルギーソリューション事 業を「ソリューション」セグメントに含めて業績管理することとしました。これに伴い、前連結会計年度のレポ ーティングセグメント別研究開発費は、この管理区分にて表示しています。

6 【研究開発活動】

  当社は、市場性や当社のコア技術、及び将来性を考慮した上で、社会課題の解決に向けた研究開発活動を積極的に推進しています。具体的には5Gや6G、次世代光通信、高度道路交通システム、エネルギーデバイス及びマネジメント、デジタルヘルスケア等での事業機会獲得に向けて、国内の研究開発拠点の再編を通じた技術力や人材育成の強化、及び社内外の連携強化による新技術、新製品開発に努めています。また、グローバルベースで多様化する顧客ニーズへの一層の対応に向けて、新たな海外研究開発拠点の設立に向けて取り組んでいます。さらに、アカデミア等の社外リソースを活用するとともに、オープンイノベーションを推進し、新たな事業領域の創出に努めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

 

(1)コアコンポーネント

  当レポーティングセグメントでは、創業以来培ってきたファインセラミックスをはじめとする材料、プロセス、設計、加工技術等のコア技術を活かし、半導体、5G、産業機械や自動車関連等の幅広い市場向けに高付加価値製品の開発に努めています。また、総合力を生かした新製品、新事業の開発強化に向けて、各部門を横断したプロジェクトを進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.産業・車載用部品事業

  半導体製造装置市場向けには、特に今後も拡大が見込まれる先端半導体に対応した微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料の開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ新材料や新たな機能部品の開発を、グループ内だけでなく外部と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用して進めています。

  自動車関連市場向けには、自動車の安全性向上に寄与する高度な画像センシング技術を活用した車載カメラ等の開発に取り組んでいます。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC向けセルスタックの高効率化に向けて開発を強化しています。

 

b.半導体関連部品事業

  情報通信市場においては、データセンター用サーバーやネットワーク機器の高速大容量化や低消費電力化に伴い、半導体部品の微細化、高機能化が進んでいます。また、IoTの進展も加わり、5G等の端末機器に加え通信インフラの整備が進んでいます。一方、自動車関連市場においては、ADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場での各種センサーの需要が増加しています。

  このような市場動向に対し、セラミック材料事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等のより高い周波数に対応する光通信用パッケージ、高輝度な自動車ヘッドライト向けに放熱性や耐久性に優れたLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機材料事業においては、生成AI関連を中心に高成長が見込まれる情報通信市場向けには、データ伝送の高速大容量化対応として高速信号・広帯域メモリー接続に適した大型高多層製品のパッケージの開発を、自動車関連市場向けにはADAS用高信頼性パッケージ及びミリ波レーダー用基板の開発を中心に取り組んでいます。

 

c.その他

  主に人工関節や人工歯根を展開している医療機器事業では、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の緩みを抑え長寿命化を実現する3D積層造形技術や、抗菌性を付与した製品開発に取り組んでいます。これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、新規医療分野への取り組みとして、デジタルヘルスケア関連製品の開発等を推進しています。

 

(2)電子部品

  当レポーティングセグメントでは、京セラ㈱の電子部品事業とKAVXの技術融合による新製品開発の強化に努めています。具体的には、京セラ㈱の電子部品事業の生産技術力と、KAVXの設計力を融合し、自社特許技術を活用したセラミックコンデンサの開発等に取り組んでいます。

  情報通信市場では、5GやIoT関連製品の普及に伴う通信端末や基地局の高機能化に加え、AI機能搭載の機器が増加するトレンドにより部品の小型化や高機能・高信頼性等が求められています。これらの要求に対し、温度や湿度への信頼性を高めた小型高容量のセラミックコンデンサやSAWデバイス、小型高周波特性の水晶部品やシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子、高周波対応のコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  また、ADASや電装化が進む自動車関連市場や、先端半導体の拡大により高温度保証の要求が高まっている半導体関連市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、小型・高放熱のディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種制御部品等の開発を行っています。

 

(3)ソリューション

  当レポーティングセグメントでは多様な事業を有している特長を活かし、ビジネスモデルや開発モデルの共有等を通じ、相乗効果の最大化に取り組んでいます。これまで各事業で培ってきた技術の活用により、情報通信、環境・エネルギー関連等において、イノベーションの創出に向けた研究開発を進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.機械工具事業

  機械工具事業では、ソリューション型ビジネスによる顧客の課題の解決と、産業市場や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいます。自動車やエネルギー、航空機、医療分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具では、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組んでいます。また、空圧・電動工具では、京セラグループが有する多様な技術の活用による新製品開発を推進しています。

 

b.ドキュメントソリューション事業

  当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については低ランニングコストと高い環境性能の両立を図るため、長寿命な機器及び、廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発を進めています。また、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。

  商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高耐久性・高生産性と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有の質や業務効率改善に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

 

c.コミュニケーション事業

  通信機器事業では、法人企業向けを中心に、5G対応スマートフォン端末やタブレット端末、5Gコネクティングデバイスの開発を行っています。さらに、当社が有している部品や端末、システム技術、並びに通信端末事業で培った無線通信技術の活用とともに外部機関との連携による新技術の開発を進めています。ADASや自動運転システムの高まりに伴い需要の増加が期待される車載用通信機器の開発にも取り組んでいます。

  情報通信サービス事業においては、IoTプラットフォームやローカル5G構築といったインフラ系サービスの他、あらゆる場面で利用されるようになったAIやセキュリティの製品・サービス開発等、DXの推進により複雑化・高度化する顧客ニーズへの対応を進めています。

 

d.その他

  スマートエナジー事業においては、太陽光発電等の再生可能エネルギーの自家消費ニーズに対応し、エネルギーを効率良く使用するための製品及びシステムの開発に努めています。太陽電池モジュール、当社の独自技術を活かした高い安全性・長寿命のクレイ型蓄電池、小型・高効率発電のSOFC、それぞれに様々な新製品の開発や品質の向上に取り組んでいます。さらに、電気を効率良く活用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発に注力しています。

 

  上記の各レポーティングセグメントでの取り組みに加え、その他の事業においては、事業部門やレポーティングセグメントの枠組みを超えて、京セラグループの総合力及び社外リソースも活用し、社会課題の解決に貢献する新事業の開発を進めています。

  グループ内に有するインクジェットヘッド技術やインク技術等のシナジーによる、ほとんど水を使用しない環境性能の高いデジタル捺染機の市場投入に向けた製品開発を進めるとともに、生産年齢人口の減少による生産現場における労働力不足問題の解決に貢献するため、協働ロボットをAIと3Dビジョンで知能化するクラウドシステム「京セラロボティックサービス」の開発を行っています。加えて、安全な自動運転を実現する路車協調システムの事業化に向けて、通信と車載、光学の分野で培ってきた技術を応用したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)無線路側機、FIR(Far Infrared Rays:遠赤外線)カメラセンシングシステム等のインフラ向け機器、車載用無線機の開発に取り組むとともに、より高度な情報通信社会の実現に貢献する5Gミリ波や6Gのエリア拡大に対応した通信インフラ機器、及び字幕表示システムの開発にも取り組んでいます。

  また、低炭素社会の実現に貢献する基幹材料である窒化ガリウム(GaN)デバイスの応用システム開発等に取り組んでいます。

 

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

16,463

17,802

8.1

 

電子部品

14,653

14,490

△1.1

 

ソリューション

45,068

39,483

△12.4

 

その他の事業

18,093

32,515

79.7

 

研究開発費

94,277

104,290

10.6

 

売上高比率

4.7%

5.2%

-

 

6 【研究開発活動】

  当社は、市場性や当社のコア技術、及び将来性を考慮した上で、社会課題の解決に向けた研究開発活動を積極的に推進しています。具体的には、5Gや6G、次世代光通信、高度道路交通システム、エネルギーマネジメント、デジタルヘルスケア等での事業機会獲得に向けて、国内の研究開発拠点の再編を通じた技術力や人材育成の強化、及び社内外の連携強化による新技術、新製品開発に努めています。また、グローバルベースで多様化する顧客ニーズへの一層の対応に向けて、新たな海外研究開発拠点の設立に向けて取り組んでいます。さらに、アカデミア等の社外リソースを活用するとともに、オープンイノベーションを推進し、新たな事業領域の創出に努めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

 

(1)コアコンポーネント

  当レポーティングセグメントでは、創業以来培ってきたファインセラミックスをはじめとする材料、プロセス、設計、加工技術等のコア技術を活かし、半導体、5G、産業機械や自動車関連などの幅広い市場向けに高付加価値製品の開発に努めています。また、総合力を生かした新製品、新事業の開発強化に向けて、各部門を横断したプロジェクトを進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.産業・車載用部品事業

  半導体製造装置市場向けには、特に今後も拡大が見込まれる先端半導体に対応した微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料の開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ新材料や新たな機能部品の開発を、グループ内だけでなく外部と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用して進めています。

  自動車関連市場向けには、自動車の安全性向上に寄与する高度な画像センシング技術を活用した車載カメラ等の開発に取り組んでいます。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC向けセルスタックの高効率化に向けて開発を強化しています。

 

b.半導体関連部品事業

  情報通信市場においては、スマートフォンやタブレット端末等の機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっており、これに伴い、搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、IoTの進展も加わり、5G等の高速かつ大容量の通信インフラの整備が加速しています。自動車関連市場においては、ADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場での各種センサーの需要が増加しています。

  このような市場動向に対し、セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等のより高い周波数に対応する光通信用パッケージ、高輝度な自動車ヘッドライト向けに放熱性や耐久性に優れたLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機基板事業においては、情報通信市場向けにはデータ伝送の高速大容量化対応として高速信号・広帯域メモリー接続に適した大型高多層製品のパッケージの開発を、ADAS向けには統合ECU用の高信頼パッケージ及びミリ波レーダー用基板の開発を中心に取り組んでいます。

 

c.その他

  主に人工関節や人工歯根を展開している医療機器事業では、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の緩みを抑え長寿命化を実現する3D積層造形技術や、抗菌性を付与した製品開発に取り組んでいます。これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、新規医療分野への取り組みとして、再生医療やデジタルヘルスケア関連製品の開発等を推進しています。

 

(2)電子部品

  当レポーティングセグメントでは、京セラ㈱の電子部品事業とKAVXの技術融合による新製品開発の強化に努めています。具体的には、京セラ㈱の電子部品事業の生産技術力と、KAVXの設計力を融合し、自社特許技術を活用したセラミックコンデンサの開発等に取り組んでいます。また、翌連結会計年度中には、米国に新たな研究開発拠点の設立を計画しており、更なる連携強化を図ります。

  情報通信市場では、5GやIoT関連製品の普及に伴う通信端末や基地局の高機能化に加え、マルチバンド化による部品の小型化や高機能・高信頼性等が求められています。これらの要求に対し、温度や湿度への信頼性を高めた小型高容量のセラミックコンデンサやSAWデバイス、小型高周波特性の水晶部品やシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子、高周波対応のコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  また、ADASや電装化が進む自動車関連市場や、先端半導体の拡大により高温度保証の要求が高まっている半導体関連市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、小型・高放熱のディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種制御部品等の開発を行っています。

 

(3)ソリューション

  当レポーティングセグメントでは多様な事業を有している特長を活かし、ビジネスモデルや開発モデルの共有等を通じ、相乗効果の最大化に取り組んでいます。これまで各事業で培ってきた技術の活用により、情報通信、環境・エネルギー関連等において、イノベーションの創出に向けた研究開発を進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.機械工具事業

  機械工具事業では、ソリューション型ビジネスによる顧客の課題の解決と、産業市場や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいます。自動車やエネルギー、航空機、医療分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具では、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組んでいます。また、空圧・電動工具では、京セラグループが有する多様な技術の活用による新製品開発を推進しています。

 

b.ドキュメントソリューション事業

  当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については低ランニングコストと高い環境性能の両立を図るため、長寿命な機器及び、廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発を進めています。また、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。

  商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高耐久性・高生産性と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

 

c.コミュニケーション事業

  通信機器事業では、法人企業向けを中心に、5G対応スマートフォン端末やタブレット端末、5Gコネクティングデバイスの開発を行っています。さらに、当社が有している部品や端末、システム技術、並びに通信端末事業で培った無線通信技術の活用とともに外部機関との連携による新技術の開発を進めています。ADASや自動運転システムの高まりに伴い需要の増加が期待される車載用通信機器の開発にも取り組んでいます。

  情報通信サービス事業においては、IoTプラットフォームやローカル5G構築といったインフラ系サービスの他、あらゆる場面で利用されるようになったAIやセキュリティの製品・サービス開発等、DXの推進により複雑化・高度化する顧客ニーズへの対応を進めています。また、地域における物流課題の解決を目指し、自動配送ロボットを用いた実証実験や開発を始めています。

 

d.その他

  スマートエナジー事業においては、太陽光発電等の再生可能エネルギーの自家消費ニーズに対応し、エネルギーを効率良く使用するための製品及びシステムの開発に努めています。太陽電池モジュール、京セラの独自技術を活かした高い安全性、長寿命のクレイ型蓄電池、小型・高効率発電のSOFC、それぞれに様々な新製品の開発や品質の向上に取り組んでいます。さらに、電気を効率良く活用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発に注力しています。

 

  上記の各レポーティングセグメントでの取り組みに加え、その他の事業においては、事業部門やレポーティングセグメントの枠組みを超えて、京セラグループの総合力及び社外リソースも活用し、社会課題の解決に貢献する新事業の開発を進めています。

  グループ内に有するインクジェットヘッド技術やインク技術等のシナジーによる、ほとんど水を使用しない環境性能の高いデジタル捺染機の市場投入に向けた製品開発を進めるとともに、人材確保問題の解決に貢献する独自のAI技術等を活用したAI協働ロボット・システムの開発を行っています。加えて、安全な自動運転を実現する路車協調システムの事業化に向けて、通信と車載、光学の分野で培ってきた技術を応用したITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)無線路側機、FIR(Far Infrared Rays:遠赤外線)カメラセンシングシステム等のインフラ向け機器、車載用無線機の開発に取り組むとともに、より高度な情報通信社会の実現に貢献する5Gミリ波や6Gのエリア拡大に対応した通信インフラ機器の開発にも取り組んでいます。

  また、低炭素社会の実現に貢献する基幹材料である窒化ガリウム(GaN)デバイスの応用システム開発等に取り組んでいます。

 

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

16,426

16,463

0.2

 

電子部品

13,499

14,653

8.5

 

ソリューション

42,612

45,068

5.8

 

その他の事業

11,586

18,093

56.2

 

研究開発費

84,123

94,277

12.1

 

売上高比率

4.6%

4.7%

-

 

5 【研究開発活動】

  当社は、5G、IoT、ADAS、エネルギーマネジメント、デジタルヘルスケア等の普及に伴う事業機会の獲得に向け、社内外の連携強化による新技術、新製品開発に努めています。具体的には、事業ごとに分散していた開発拠点をテーマ別に再編し、好立地に拠点を開設することで、技術力の強化や技術者の獲得、オープンイノベーションの推進に取り組んでいます。

  また、2021年4月に実施したセグメント再編により、グループ間連携を強化し、一層の開発のスピードアップに努めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1)コアコンポーネント

  当レポーティングセグメントでは、創業以来培ってきたファインセラミックスをはじめとする材料、プロセス、設計、加工技術等のコア技術を活かし、産業機械、自動車関連、5Gや半導体などの幅広い市場向けに高付加価値製品の開発に努めています。また、総合力を生かした新製品、新事業の開発強化に向けて、各部門を横断したプロジェクトを進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.産業・車載用部品事業

  今後も拡大が見込まれる半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料の開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ窒化物セラミックスの開発を、グループ内だけでなく外部と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用して進めています。

  自動車関連市場向けには、自動車の安全性向上に寄与する高度な画像センシング技術を活用した車載カメラ等の開発に取り組んでいます。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待される、SOFC向けセルスタックの高効率化に向けて開発を強化しています。

 

b.半導体関連部品事業

  情報通信市場においては、スマートフォンやタブレット端末等の機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっており、これに伴い、搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、IoTの進展も加わり、5G等の高速かつ大容量の通信インフラの整備が加速しています。自動車関連市場においてはADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場での各種センサーの需要が増加しています。

  このような市場動向に対し、セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等のより高い周波数に対応する光通信用パッケージ、高輝度な自動車ヘッドライト向けに放熱性や耐久性に優れたLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機基板事業においては、各市場のニーズに対応したフリップチップパッケージやモジュール基板の開発に取り組んでいます。情報通信市場向けには、データ伝送の高速大容量化対応として、高速信号・広帯域メモリー接続に適した大型高多層製品のパッケージを、ADAS向けには統合ECU用の高信頼パッケージ及びミリ波レーダー用基板の開発を中心に取り組んでいます。

 

c.その他

  主に人工関節や人工歯根を展開している医療機器事業では、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の緩みを抑え長寿命化を実現する3D積層造形技術や、抗菌性を付与した製品開発に取り組んでいます。これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、からだへの負担が少ない再生医療事業の拡大に向けて、豪州Regeneus社と細胞製剤に関する技術提携並びにライセンス契約を締結する等、新規医療分野への取り組みを積極的に推進しています。

 

(2)電子部品

  当レポーティングセグメントでは、京セラ㈱の電子部品事業とKyocera AVX Components Corporationの技術融合による新製品開発の強化に努めています。

  5GやIoT関連製品の普及に伴い、スマートフォンをはじめとする通信端末や基地局の高機能化に加え、マルチバンド化により部品の小型化や高機能・高信頼性等が求められています。これらの要求に対し、小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサ、小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、小型低背化、高周波特性の水晶部品やシリコンMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)振動子、狭ピッチ・低背で高速伝送を可能にするコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、小型・高放熱のディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種制御部品等の開発を行っています。

 

(3)ソリューション

  当レポーティングセグメントでは多様な事業を有している特長を活かし、ビジネスモデルや開発モデルの共有等を通じ、相乗効果の最大化に取り組んでいます。これまで各事業で培ってきた技術の活用により、IoTやローカル5G、モビリティ、エネルギー関連等において、イノベーションの創出に向けた研究開発を進めています。

  当レポーティングセグメントの各事業で取り組んでいる主な研究開発は次のとおりです。

 

a.機械工具事業

  産業機械や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいます。自動車やエネルギー、インフラ、航空機分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具では、材料技術の強化によりユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組んでいます。また、空圧・電動工具では、京セラグループが有する多様な技術の活用による新製品開発を推進しています。

 

b.ドキュメントソリューション事業

  当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については、低ランニングコストと高い環境性能の両立を図るため、長寿命な機器及び、廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発を進めています。さらに、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。

  商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高耐久性・高生産性と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。また、インクジェットプリントヘッド事業で培ったヘッド技術と、ドキュメントソリューション事業のインク技術に加え、商業用インクジェットの開発で培ったノウハウを活かし、デジタル捺染機の市場投入に向けた製品開発を進めています。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

 

c.コミュニケーション事業

  通信機器事業については、コンシューマ市場に、防水、防塵、耐衝撃性等の独自機能を活用した5G対応スマートフォン端末の開発を行うと同時に、様々な業種向けに専用タブレット端末や5Gコネクティングデバイスの開発を行っています。さらに、当社が有している部品や端末、システム技術、並びに通信端末事業で培った無線通信技術の活用とともに外部機関との連携による新技術の開発を進めています。ADASや自動運転システムの高まりに伴い需要の増加が期待される車載用通信機器の開発にも取り組んでいます。

  情報通信サービス事業においては、多様な端末やネットワークを通じて集まるデータの収集・管理・活用を行うプラットフォームや、セキュリティ製品・サービスの開発等、DXの推進による顧客ニーズの複雑化・高度化への対応を進めています。また、企業等のビジネス分野で利用が拡大するAIの分野についても、技術及びサービスの開発を強化しています。

 

d.その他

  スマートエナジー事業においては、太陽光発電等の再生可能エネルギーの自家消費ニーズに対応し、エネルギーを効率良く使用するための製品及びシステムの開発に努めています。太陽電池モジュールの品質向上に取り組むとともに、高い安全性、長寿命、低コストの蓄電池や、小型・高効率発電のSOFC、電気を効率良く活用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発に注力しています。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスや分散型電源構築、VPP制御等、事業領域の拡大に向けた技術開発にも取り組み、トータルエネルギーソリューションビジネスの構築に努めています。

  通信・交通インフラシステム事業においては、長年培ってきた通信インフラ技術を応用したV2I(Vehicle to Infrastructure)路側機や、5Gサービスが普及しにくく、設置コストが高くなる地域に対して、迅速かつ安価に配備可能な5Gミリ波バックホールシステム等の実証実験を行っています。また、5Gミリ波や6Gのエリア拡大に貢献する透過型メタサーフェス屈折板等の開発にも取り組んでいます。

 

  上記の各レポーティングセグメントでの取り組みに加え、その他の事業においては、中長期的な成長に向けて、人材確保問題の解決に貢献する独自のAI技術等を活用したAI協働ロボット・システム事業や、低炭素社会の実現に貢献する基幹材料である窒化ガリウム(GaN)デバイスの応用システムの開発等、社会課題の解決に資する新規事業の創出に取り組んでいます。

 

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

15,611

16,426

5.2

 

電子部品

15,456

13,499

△12.7

 

ソリューション

38,799

42,612

9.8

 

その他の事業

5,591

11,586

107.2

 

研究開発費

75,457

84,123

11.5

 

売上高比率

4.9%

4.6%

-

(注)当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前連結会計年度の研究開発費についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記6. セグメント情報」を参照ください。

5 【研究開発活動】

  当社は、各部門での新技術開発、新製品開発に取り組むと同時に、5G、IoT、ADAS、エネルギーマネジメント、デジタルヘルスケア等の普及に伴う事業機会の獲得に向け、社内外の連携強化に取り組んでいます。ソフトウェア・システム開発を行う「みなとみらいリサーチセンター」や、材料技術開発部門を集約した新研究棟の設立等、グループを横断した研究開発ネットワークの構築に加え、オープンイノベーション等、社外リソースの活用を推進しています。

  また、M&Aを通じた開発強化にも取り組んでいます。当連結会計年度には、窒化ガリウム技術の商用化においてリーディングカンパニーである米国Soraa Laser Diode, Inc.を買収しました。同社のデバイスと、当社の幅広いシステム及びソリューション技術を組み合わせた垂直統合戦略により、各種システムの開発を進め、車載や通信、医療分野等、幅広い市場へ同技術の応用展開を図ります。

  さらに、翌連結会計年度より実施する組織再編を通じ、開発の一層のスピードアップを図ります。既存組織の枠を越え、部品や機器、システム等の社内に有する豊富な経営資源を、より効率的かつ効果的に活用する考えです。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1)産業・自動車用部品

  当レポーティングセグメントでは、主に産業機械や自動車関連市場向けに各種製品の研究開発を行っています。

 創業以来培ってきたファインセラミックスの材料・プロセス・設計技術をさらに高める基礎研究に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし、幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。今後も拡大が見込まれる半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ窒化物セラミックスの開発を、グループ内だけでなく、外部の企業と共同で実施する等、社外リソースも積極的に活用しています。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待される、SOFC向けセルスタックの高効率化の開発を強化しています。

  ADAS等の進展に伴い事業機会の拡大が見込まれる自動車関連市場向けには、高度な画像センシング技術の実現に向けて、車載カメラ等の付加価値製品の開発を進めています。また、同市場向けにヘッドアップディスプレイの開発に取り組むとともに、各種産業市場向けに高輝度等、差別化したTFT液晶ディスプレイや、TFT成膜技術を応用した商品の開発を行っています。

  産業機械や建築市場への事業領域の拡大に取り組んでいる機械工具事業においては、主に自動車やエネルギー・インフラ、航空機分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される切削工具の材料技術を強化しています。ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な製品開発に取り組むと同時に、京セラグループが有する多様な技術の活用による空圧・電動工具の新製品開発を推進しています。

(2)半導体関連部品

  スマートフォンやタブレット端末等のデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においてはIoTの進展も加わり、5G向けの高速かつ大容量の通信インフラの構築が、自動車関連市場においてはADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場については、各種センサーの需要が増加しています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、加工技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等、より高い周波数に対応する光通信用パッケージ、放熱性や高い耐久性を有するLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。ケミカル事業では、情報通信市場や自動車関連市場向けに絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

  有機パッケージ事業においては、各市場のニーズに対応したフリップチップパッケージやモジュール基板の開発に取り組んでいます。情報通信ネットワーク市場向けには、データ伝送の高速大容量化対応として、高速信号・広帯域メモリー接続に適した狭ピッチかつ薄型・高精細な製品開発を、ADAS向けには小型で信頼性の高い製品の開発を中心に取り組んでいます。

 

(3)電子デバイス

  5GやIoT関連製品の普及に伴い、スマートフォンをはじめとする通信端末や基地局の高機能化に加え、マルチバンド化により、部品の小型化と高信頼性が要求されています。当社は、これらの市場要求に応える小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサや小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、小型高特性の水晶部品や狭ピッチ・低背で高速伝送を可能にするコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種制御部品等の開発を行っています。前連結会計年度に完全子会社化したAVX Corporationとの連携強化によるこれら部品の一層の特性向上に加え、各部品を組み合わせた高付加価値モジュールの開発を図ります。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速化、高画質化に加え、耐久性を高めた製品開発に取り組んでいます。

 

(4)コミュニケーション

  通信機器事業については、コンシューマ市場に加え、教育学習支援業や建設業等、様々な業界向けに、防水、防塵、耐衝撃性等の独自機能を活用した5G対応端末やタブレット端末等の開発を強化しています。

  情報通信サービス事業においては、多様な端末やネットワークから集まるデータの収集・管理・活用を行うプラットフォームや、セキュリティソフトの開発等、DXの推進による顧客ニーズの複雑化・高度化への対応を進めています。また、企業等のビジネス分野で利用が拡大するAIの分野についても、サービス開発を強化しています。

  さらに、当社が有している部品や端末、システム技術、並びに通信端末事業で培った無線通信技術を活かし、ADASや自動運転システムの高まりに伴い需要の増加が期待される車載用通信機器やV2I路側機等の開発に取り組んでいます。加えて、専用ネットワークシステムを構築して取り組むローカル5Gシステム等のソリューション事業を、外部機関との連携も含め積極的に進めています。

(5)ドキュメントソリューション

  当レポーティングセグメントでは、当社製品の特長である環境性と経済性に優れた製品の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。

  プリンター及び複合機等のオフィス向け製品については、長寿命な機器及び、廃棄を極少に抑えた消耗部品の開発により、低ランニングコストと高い環境性能を両立しています。さらに、高品質なトナー開発にも取り組み、付加価値の向上に努めています。商業用インクジェット事業では、印刷市場に新しい価値を提供できるよう、高画質・高生産・高耐久と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴うバリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品の開発に取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業をさらに強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

(6)生活・環境

  スマートエナジー事業においては、売電から自家消費へと、電力使用のニーズの変化への対応に向けて、高性能製品の開発及び、エネルギーを効率よく使用するためのシステム開発に努めています。製品開発においては、結晶シリコン系太陽電池モジュールの変換効率等の性能や品質の向上に取り組むと共に、高安全性で長寿命、低コストの蓄電池や、小型・高効率発電のSOFCの開発に注力しています。また、これらの電池で蓄えた電気を効率よく活用するためのエネルギーマネジメントシステムの開発にも取り組んでいます。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスやVPP市場での事業拡大に向けた技術開発にも取り組み、トータルエネルギーソリューションビジネスの構築に向けて、事業領域の拡大に努めています。

  医療機器事業では、主に人工関節や人工歯根を展開しており、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の摩耗を抑え長寿命化を実現する表面処理技術や、抗菌性を高める技術を付与した製品開発に取り組んでいます。さらに、これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、当社は再生医療事業の拡大に向けて、豪州Regeneus社と細胞製剤に関する技術提携並びにライセンス契約を締結する等、新規医療分野への取り組みを積極的に推進しています。

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

14,367

12,424

△13.5

 

半導体関連部品

4,486

4,799

7.0

 

電子デバイス

16,445

19,180

16.6

 

部品事業計

35,298

36,403

3.1

 

コミュニケーション

6,550

7,185

9.7

 

ドキュメントソリューション

21,615

18,166

△16.0

 

生活・環境

9,049

8,112

△10.4

 

機器・システム事業計

37,214

33,463

△10.1

 

その他

6,729

5,591

△16.9

 

研究開発費

79,241

75,457

△4.8

 

売上高比率

5.0%

4.9%

-

5 【研究開発活動】

  当社は各部門での新技術開発、新製品開発に加え、部品や機器、システム等の社内に有する経営資源の融合及び、社外との連携強化による開発のスピードアップに努めています。これにより、非連続的なイノベーションの創出を図り、新規事業の創出や事業領域の拡大に取り組んでいます。5G、IoT、ADAS、エネルギーマネジメント、デジタルヘルス等の普及に伴う事業機会の獲得に向けた新製品、新技術開発を強化するとともに、生産性向上に向けたAIやロボットの活用研究を進めています。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1)産業・自動車用部品

  当レポーティングセグメントでは、主に産業機械や自動車関連市場向けに各種製品の研究開発を行っています。

 創業以来培ってきたファインセラミックスの材料・プロセス・設計技術をさらに高める基礎研究に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし、幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。今後も拡大が見込まれる半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ窒化物セラミックスの開発を外部の企業と共同で開始する等、社外リソースも積極的に活用しています。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待される、SOFC向けセルスタックの高効率化の開発を強化しています。

  ADAS等の進展に伴い事業機会の拡大が見込まれる自動車関連市場向けには、車載カメラシステムによる高度な画像センシング技術の実現に向けてソフトウェアの開発を強化する等、高付加価値製品の開発を進めています。また、同市場に加え、各種産業市場向けに高輝度等、差別化したTFT液晶ディスプレイや、TFT成膜技術を応用した商品の開発を行っています。

  現在、主に自動車やエネルギー・インフラ、航空機分野等の幅広い市場での金属加工等に使用される機械工具事業においては、産業機械や建築市場への事業領域の拡大を図っています。当戦略に伴い当社は、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な切削工具の材料技術の強化に加え、京セラグループの有する多様な技術の活用による空圧・電動工具の新製品開発に取り組んでいます。

(2)半導体関連部品

  スマートフォンやタブレット端末等のデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においてはIoTの進展も加わり、5G向けの高速かつ大容量の通信インフラの構築が、自動車関連市場においてはADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場に共通して、各種センサーの需要が増加しています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、加工技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用及びセンサー用パッケージや、5G等、より高い周波数に対応する光通信用パッケージ、放熱性や高い耐久性を有するLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機パッケージ事業においては、データ伝送の高速大容量化技術への取り組みとして、高速信号・広帯域メモリー接続に対応し、狭ピッチかつ薄型・高精細なフリップチップパッケージ及びモジュール基板の開発を強化しています。また、有機多層ボード事業においても高周波対応の新材料を用いた製品開発に取り組んでいます。

  これらの事業を材料技術で支えるケミカル事業では、情報通信市場や自動車関連市場向けに絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

(3)電子デバイス

  5GやIoT関連製品の普及に伴い、スマートフォンをはじめとする通信端末や基地局の高機能化に加え、マルチバンド化により部品の小型化と高信頼性が要求されています。当社は、これらの市場要求に応える小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサや小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、並びに小型高特性の水晶部品や狭ピッチ・低背で高速伝送を可能にするコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種コントロールデバイス等の開発を行っています。これら部品の一層の特性向上に加え、各部品を組み合わせた高付加価値モジュールの開発も進めています。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速化、高画質化に加え、耐久性を高めた製品開発に取り組んでいます。

 

(4)コミュニケーション

  通信端末事業については、防水、防塵、耐衝撃性等に優れた通信端末の開発を強化するとともに、より利便性の高い通信端末の開発を進めています。

  情報通信サービス事業においては、IoTの活用による顧客ニーズの複雑化・高度化に伴い、多様な端末やネットワークから集まるデータの収集・管理・活用を行うプラットフォームや、セキュリティソフトの開発に取り組んでいます。企業等のビジネス分野で利用が拡大するAIについても、画像解析やテキスト解析等にディープラーニングを活用したプラットフォームやソフトウェアの開発を強化しています。

  また、当社が有している部品や端末、システム技術の融合により、低消費電力で広い範囲の無線通信に対応したLPWA等のIoT市場向け通信モジュールの開発や、ワイヤレスネットワークシステム網の拡大、車載用通信機器の開発強化に加え、通信端末事業で培った無線通信技術を活かし、ローカル5Gシステム等のソリューション事業を外部機関との連携も含め積極的に進めています。

(5)ドキュメントソリューション

  当レポーティングセグメントでは、当社製品の特長である環境性と経済性に優れたプリンター及び複合機の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。機器については、長寿命で廃棄物が少ないプリンターや複合機の開発に注力し、廃棄される消耗部品を極少におさえ、お客様のランニングコストの低減に貢献するとともに、地球環境にやさしい製品を供給しています。また、高画質かつ省エネルギーを追求したトナーの開発にも継続的に取り組んでおり、付加価値の向上に努めています。さらに、新たに事業参入した商業用インクジェット事業では、高画質・高生産・高耐久と同時に、多品種大量印刷ニーズの増加に伴う、バリアブル印刷やカスタマイズ印刷に対応した製品を市場投入することにより、印刷市場に今までにはなかった新しい価値を提供できるよう、開発に取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業やドキュメント関連業務を強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

(6)生活・環境

  ソーラーエネルギー事業においては、単結晶及び多結晶シリコン太陽電池セルの変換効率や、モジュールの出力及び耐久性の向上、並びに様々な形の屋根や水面、農地等への設置を可能にする製品の開発等により、性能品質及び設置自由度の向上に努めています。また、売電から自家消費へと電力使用ニーズが変化する中で、太陽光発電システムで得られた電力の効率的な活用を可能にするEMSや、高安全性や長寿命、低コスト化された蓄電システムの開発に加え、S0FCシステムにおける小型化や高発電性能への取り組み等、次世代の各種高効率な周辺機器やシステムの開発にも注力しています。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント市場での事業拡大に向けた技術開発も進め、トータルエネルギーソリューションビジネスへの事業領域拡大に向けて開発を強化しています。

  医療機器事業では、主に人工関節や人工歯根を展開しており、患者様のQOL(生活の質)の向上に貢献できる製品開発を進めています。具体的には、人工関節の摩耗を抑え長寿命化を実現する表面処理技術や、抗菌性を高める技術を付与した製品開発に取り組んでいます。さらに、これら技術の他分野での展開に向けて、社外の研究機関とも連携して研究開発を進めています。また、新規医療分野においては、急速に拡大している再生医療分野、及び遠隔治療に代表されるモバイルヘルスケア分野での技術開発を強化しています。

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

14,589

14,367

△1.5

 

半導体関連部品

3,389

4,486

32.4

 

電子デバイス

13,877

16,445

18.5

 

部品事業計

31,855

35,298

10.8

 

コミュニケーション

5,238

6,550

25.0

 

ドキュメントソリューション

21,787

21,615

△0.8

 

生活・環境

8,145

9,049

11.1

 

機器・システム事業計

35,170

37,214

5.8

 

その他

2,902

6,729

131.9

 

研究開発費

69,927

79,241

13.3

 

売上高比率

4.3%

5.0%

-

5 【研究開発活動】

  当社は各部門での新技術開発、新製品開発に加え、グループ内の経営資源の融合により将来の核となる事業の創出に取り組んでいます。特に今後の成長が見込まれる「情報通信市場」、「自動車関連市場」、「環境・エネルギー市場」、並びに「医療・ヘルスケア市場」における付加価値の高い新技術、新製品の研究開発に注力しています。

  IoTの普及に伴う様々な市場での新たな事業機会の獲得に向けて、通信技術等を活用した新製品、新技術開発を強化しています。さらに、生産性向上等に貢献するAIやロボットの一層の活用に向け研究開発を強化し、取り組んでいます。

  また、みなとみらいにシステム・ソフト開発を担う中核研究拠点を設置するなど、研究体制の再編にも取り組んでおり、各研究拠点の連携強化による研究開発を加速します。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1)産業・自動車用部品

  当セグメントでは、主に産業機械や自動車関連市場向けに各種製品の研究開発を行っています。

創業以来培ってきたファインセラミックスの材料・プロセス・設計技術をさらに高める基礎研究に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし、幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。今後も拡大が見込まれる半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ窒化物セラミックスの開発を、外部の企業と共同で開始する等、社外リソースも積極的に活用しています。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC向けセルスタックの高効率化の開発を強化しています。

  ADAS等の進展に伴い事業機会の拡大が見込まれる自動車関連市場向けには、車載カメラシステムによる高度な画像センシング技術の実現に向けてソフトウェアの開発を強化する等、高付加価値製品の開発を進めています。また、同市場に加え、各種産業市場に向けて、高輝度等、差別化したTFT液晶ディスプレイや、TFT成膜技術を応用した商品の開発を行っています。

  自動車関連市場向けに加え、産業機械や建築市場への事業領域の拡大を図っている機械工具は、現在主に自動車やエネルギー・インフラ、航空機分野等の幅広い市場での金属加工に使用されます。当社は、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な切削工具の開発を材料技術から強化していることに加え、京セラグループの有する多様な技術の活用により、製品力を高めた電動・空圧工具の新製品開発を図っています。

(2)半導体関連部品

  スマートフォンやタブレット端末等のデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においてはIoTの進展も加わり、5G向けの高速かつ大容量の通信インフラの構築が、自動車市場においてはADASの進展による電装化や低消費電力化への一層の対応が求められています。さらに、これらの主要市場に共通して、各種センサーの需要が増加しています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、加工技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用パッケージや、より高い周波数に対応した光通信用パッケージ、放熱性や高い耐久性を有するLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機パッケージ事業においては、高速信号・広帯域メモリー接続に対応し、狭ピッチかつ薄型・高精細なフリップチップパッケージやモジュール基板の開発を強化しています。また、有機多層ボード事業においても高周波対応の新材料を用いた製品開発に取り組んでいます。

  これらの事業を材料技術で支えるケミカル事業では、情報通信市場や自動車関連市場向けに絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

(3)電子デバイス

  スマートフォンをはじめとする通信端末では、高機能化に加えマルチバンド化により部品の小型化と高信頼性が要求されています。当社は、これらの市場要求に応える小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサや小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、並びに小型高特性の水晶部品や狭ピッチ・低背で高速伝送を可能にするコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種コントロールデバイス等の開発を行っています。これら各部品の一層の特性向上に加え、各部品を組み合わせた高付加価値モジュールの開発も進めています。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速化、高画質化に加え、耐久性を高めた製品開発に取り組んでいます。さらに、電子デバイスで培った微細加工技術や圧電技術を応用し、ライフサイエンス分野への製品開発を進めています。

(4)コミュニケーション

  通信端末事業については、デザイン性も含め、防水、防塵、耐衝撃性等に優れた通信端末の開発を強化するとともに、端末のプラットフォームやモジュールの共通化を進め、特長ある端末の開発及び開発期間の短縮に努めています。

  情報通信サービス事業においては、IoTの普及を支援する製品開発に積極的に取組んでいます。IoTの活用による顧客ニーズの複雑化・高度化に伴い、多様な端末やネットワークから集まるデータの収集・管理・活用を行うプラットフォームや、セキュリティソフトの開発にも取り組んでいます。企業等のビジネス分野で利用が拡大するAIについても、画像解析やテキスト解析等にディープラーニングを活用したプラットフォームやソフトウェアの開発を強化しています。

  また、当社が有している部品や端末、システム技術の融合により、低消費電力で広い範囲の無線通信に対応したLPWA等のIoT市場向け通信モジュールの開発を強化するとともに、LPWA技術によるワイヤレスネットワークシステム網の拡大や、車載用モジュールの開発を外部機関との連携も含め積極的に進めています。

(5)ドキュメントソリューション

  当セグメントでは、当社の特長である環境性と経済性に優れたプリンター及び複合機の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。機器については、長寿命で廃棄物が少ないプリンターや複合機の開発に注力し、廃棄される消耗部品は極少におさえ、お客様のランニングコストの低減と、地球環境にやさしい製品の提供に努めています。また、高画質かつ省エネルギーを追求したトナーの改良にも継続的に取り組んでおり、付加価値の向上に努めています。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。 また、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM事業やドキュメント関連業務の受託サービスであるドキュメントBPO事業等を強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

(6)生活・環境

  ソーラーエネルギー事業においては、単結晶及び多結晶シリコン太陽電池セルの変換効率や、モジュールの出力及び耐久性の向上、並びに様々な形の屋根や水面、農地等への設置を可能にする製品開発等により、製品の性能品質及び設置自由度の向上に努めています。また、売電から自家消費へと電力使用ニーズが変化する中で、太陽光発電システムで得られた電力の効率的な活用を可能にするエネルギーマネジメントシステムや、蓄電システムの大容量化や小型化、産業用S0FCシステム等の次世代の各種高効率な周辺機器やシステムの開発にも注力しています。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント市場での事業拡大に向けた技術開発も進め、トータルエネルギーソリューションビジネスへの事業領域拡大に向けて開発を強化しています。

  医療機器事業では、主に人工関節や歯科インプラントを展開しており、生体親和性の高いファインセラミックスをベースに、ユーザーの負荷を軽減する製品開発を積極的に進めています。具体的には、人工関節の摩耗を抑え長寿命化を実現する表面処理技術や、抗菌性を高めた製品等を社外機関とも連携して開発に取り組んでいます。

 

レポーティングセグメント別研究開発費

 

 

(百万円)

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

10,571

14,589

38.0

 

半導体関連部品

3,550

3,389

△4.5

 

電子デバイス

10,898

13,877

27.3

 

部品事業計

25,019

31,855

27.3

 

コミュニケーション

3,849

5,238

36.1

 

ドキュメントソリューション

22,259

21,787

△2.1

 

生活・環境

4,268

8,145

90.8

 

機器・システム事業計

30,376

35,170

15.8

 

その他

2,878

2,902

0.8

 

研究開発費

58,273

69,927

20.0

 

売上高比率

3.7%

4.3%

 

5 【研究開発活動】

  当社は各部門での新技術開発、新製品開発に加え、グループ内の経営資源の融合により将来の核となる事業の創出に取り組んでいます。特に今後の成長が見込まれる「情報通信市場」、「自動車関連市場」、「環境・エネルギー市場」、並びに「医療・ヘルスケア市場」における付加価値の高い新技術、新製品の研究開発に注力しています。

  IoTの普及に伴う様々な市場での新たな事業機会の獲得に向けて、通信技術等を活用した新製品、新技術開発を強化しています。さらに、生産性向上等に貢献するAIやロボットの一層の活用に向け研究開発を強化し、取り組んでいます。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1)産業・自動車用部品

  当セグメントでは、主に産業機械や自動車関連市場向けに各種製品やシステムの研究開発を行っています。

創業以来培ってきたファインセラミックスの材料・プロセス・設計技術をさらに高める基礎研究に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし、幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。好調な半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組むとともに、高温対応を可能にする優れた熱伝導性や機械特性を持つ窒化物セラミックスの開発を、外部の企業と共同で開始する等、社外リソースも積極的に活用しています。

  また、ファインセラミック技術を活かし、環境・エネルギー市場で新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC(Solid Oxide Fuel Cell、家庭用固体酸化物形燃料電池)向けセルスタックの高効率化の開発を進めるとともに、産業用SOFCシステムや、次世代の各種高効率デバイスに向けた部品の開発を強化しています。

  ADAS等の進展に伴い事業機会の拡大が見込まれる自動車関連市場向けには、車載カメラシステムによる高度な画像センシング技術の実現に向けてソフトウェアの開発を強化する等、高付加価値製品の開発を進めています。また、同市場に加え、各種産業市場向けに超低消費電力製品や高透過率製品等の差別化したTFT液晶ディスプレイや、TFT成膜技術を応用した商品の開発を行っています。

  自動車関連市場向けに加え、産業機械や建築市場への事業領域の拡大を図っている機械工具は、自動車やエネルギー・インフラ、航空機分野等の幅広い市場で金属加工に使用されます。当社は、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な切削工具の開発を材料技術から強化していることに加え、京セラグループの有する多様な技術の活用により、製品力を高めた電動・空圧工具の新製品開発を図っています。

(2)半導体関連部品

  スマートフォンやタブレット端末等のデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の高機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においてはIoTの進展も加わり、高速かつ大容量の通信インフラの構築が、自動車市場においては電装化の進展や低消費電力化への一層の対応が求められています。更に、これらの主要市場に共通して、各種センサーの需要が増加しています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、加工技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  セラミックパッケージ事業においては、微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用パッケージや、より高い周波数に対応した光通信用パッケージ、放熱性や高い耐久性を有するLED用パッケージ等の開発に取り組んでいます。

  有機多層パッケージ事業においては、高速信号・広帯域メモリー接続に対応し、狭ピッチかつ薄型・高精細なフリップチップパッケージやモジュール基板の開発を強化しています。また、有機多層ボード事業においても高周波対応の新材料を用いた製品開発に取り組んでいます。

  これらの事業を材料技術で支えるケミカル事業では、情報通信市場や自動車関連市場向けに絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

(3)電子デバイス

  スマートフォンをはじめとする通信端末では、高機能化に加えマルチバンド化により部品の小型化と高信頼性が要求されています。当社は、これらの市場要求に応える小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサや小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、並びに小型高特性の水晶部品や狭ピッチ・低背で高速伝送を可能にするコネクタ、高効率なアンテナ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタ、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体に加え、各種コントロールデバイス等の開発を行っています。

各部品の一層の特性向上に加え、各部品を組み合わせた高付加価値モジュールの開発も進めています。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速化、高画質化に加え、耐久性を高めた製品開発に取り組んでいます。更に、デジタルヘルスケア等の医療・ヘルスケア市場向けに圧電技術等を応用した製品開発を進めています。

(4)コミュニケーション

  通信端末事業については、防水、防塵、耐衝撃性等に優れた通信端末の開発を強化するとともに、端末のプラットフォームやモジュールの共通化を進め、特長ある端末の開発及び開発期間の短縮に努めています。

  情報通信サービス事業においては、IoTの普及を支援する製品開発に積極的に取組んでいます。IoTの活用による顧客ニーズの複雑化・高度化に伴い、多様な端末やネットワークから集まるデータの収集・管理・活用を行うプラットフォームや、セキュリティソフトの開発にも取り組んでいます。企業等のビジネス分野で利用が拡大するAIについても、画像解析やテキスト解析等にディープラーニングを活用したプラットフォームやソフトウェアの開発を強化しています。

  また、当社が有している部品や端末、システム技術の融合により、テレマティクスや、低消費電力で広い範囲の無線通信に対応したLPWA(Low Power Wide Area、低消費電力広域ネットワーク)等のIoT市場向け通信モジュールの開発を強化するとともに、LPWA技術によるワイヤレスネットワークシステム網の拡大や、利便性の向上に向けた開発を外部機関との連携も含め積極的に進めています。

(5)ドキュメントソリューション

  当セグメントでは、当社の特長である環境性と経済性に優れたプリンター及び複合機の開発を進め、競合他社との差別化を図っています。機器については、長寿命で廃棄物が少ないプリンターや複合機の開発に注力し、廃棄される消耗部品は極少におさえ、お客様のランニングコストの低減と、地球環境にやさしい製品の提供に努めています。また、高画質かつ省エネルギーを追求したトナーの改良にも継続的に取り組んでおり、付加価値の向上に努めています。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。また、M&Aを通じて、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に管理・運用するECM(Enterprise Contents Management)事業やドキュメント関連業務の受託サービスであるドキュメントBPO(Business Process Outsourcing)事業等を強化し、既存事業との融合による新サービスの開発に取り組んでいます。

(6)生活・環境

  ソーラーエネルギー事業においては、単結晶及び多結晶シリコン太陽電池セルの変換効率や、モジュールの出力及び耐久性の向上、並びに様々な形の屋根や水面、農地等への設置を可能にする製品開発等により、製品の性能品質及び設置自由度の向上に努めています。また、売電から自家消費へと電力使用ニーズが変化する中で、太陽光発電システムで得られた電力の活用を可能にする効率的なエネルギーマネジメントシステムや、蓄電システムの大容量化や小型化等、周辺機器やシステムの開発にも注力しています。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント市場での事業拡大に向けた技術開発も進め、トータルエネルギーソリューションビジネスへの事業領域拡大に向けて開発を強化しています。

  医療機器事業では、主に人工関節や歯科インプラントを展開しており、生体親和性の高いファインセラミックスをベースに、ユーザーの負荷を軽減する製品開発を積極的に進めています。具体的には、人工関節の摩耗を抑え長寿命化を実現する表面処理技術や、抗菌性を高めた製品等を社外機関とも連携して開発に取り組んでいます。

 

(百万円)

 

研究開発費

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

10,728

10,571

△1.5

 

半導体関連部品

3,743

3,550

△5.2

 

電子デバイス

9,297

10,898

17.2

部品事業計

23,768

25,019

5.3

 

コミュニケーション

2,953

3,849

30.3

 

ドキュメントソリューション

21,674

22,259

2.7

 

生活・環境

3,157

4,268

35.2

機器・システム事業計

27,784

30,376

9.3

その他

3,859

2,878

△25.4

研究開発費計

55,411

58,273

5.2

(売上高比率)

(3.9%)

(3.7%)

 

(注)当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前連結会計年度の研究開発費についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)  連結財務諸表  注記17」に記載のとおりです。

 

6 【研究開発活動】

  当社は各部門での新技術開発、新製品開発に加え、グループ内の経営資源の融合により将来の核となる事業の創出に取り組んでいます。特に今後の成長が見込まれる「情報通信市場」、「自動車関連市場」、「環境・エネルギー市場」並びに「医療・ヘルスケア市場」における付加価値の高い新技術、新製品の研究開発に注力しています。また、IoTの拡大により新たな事業機会の創出が見込まれることから、ハードウェア主体の既存ビジネスにソフトウェアを融合させるためのソフト開発強化に取り組んでいます。

  各レポーティングセグメント、及びその他の事業における主な活動は次のとおりです。

(1) ファインセラミック部品関連事業

  創業以来培ってきたファインセラミックスの材料技術やプロセス技術、設計技術をさらに高める基礎研究及びプロセス開発に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし、幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。

  主力の半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組んでいます。

  また、自動車関連市場向けには、ADAS(Advanced Driving Assistant System、先進運転支援システム)や自動運転に欠かせないコア製品であり、引き続き需要の増加が見込まれる車載カメラモジュールに加え、車載カメラシステムによる高度な画像センシング技術の実現に向けて、ソフトウェアの開発を強化しています。さらに、二酸化炭素の削減や排気ガスを抑制し、ディーゼル車の環境性能の向上に貢献するセラミック部品の開発に注力しています。

  環境・エネルギー市場向けには、新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待されるSOFC(Solid Oxide Fuel Cell、家庭用固体酸化物形燃料電池)向けのセルスタックの高効率化に加え、産業用SOFCシステムや、次世代の各種高効率デバイスに向けた部品の開発を強化しています。

(2) 半導体部品関連事業

  スマートフォンやタブレット端末等のデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の多機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においては、高速かつ大容量の通信インフラの構築が求められています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、加工技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  具体的には、セラミックパッケージ事業において微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型の電子デバイス用パッケージや、より高い周波数に対応した光通信用パッケージの開発に取り組んでいます。

  有機多層パッケージ事業においては、狭ピッチかつ薄型・高精細なフリップチップパッケージやモジュール基板の開発を強化しています。また、有機多層ボード事業においても高周波対応の新材料を用いた製品開発に取り組んでいます。

  これらの事業を材料技術で支えるケミカル事業では、半導体や自動車関連市場向けに絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

 

(3) ファインセラミック応用品関連事業

  ソーラーエネルギー事業においては、単結晶及び多結晶シリコン太陽電池セルの変換効率や、モジュールの出力及び耐久性の向上を図る等、製品の性能品質向上に努めています。また、太陽光発電システムで得られた電力の自家消費に対応した蓄電システムの大容量化や小型化に加え、エネルギーの利用効率を高めるエネルギーマネジメント等、太陽電池周辺機器やシステムの開発にも注力しています。さらに、電力自由化に伴うデマンドレスポンスやバーチャルパワープラント市場での事業拡大に向けた技術開発も進め、トータルエネルギーソリューションビジネスへの事業領域拡大に努めています。

  切削工具事業については、自動車やエネルギー・インフラ、航空機分野等の幅広い市場で金属加工に使用され、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な工具の開発を材料技術から強化しています。

(4) 電子デバイス関連事業

  スマートフォンをはじめとする通信端末では、高機能化に加えマルチバンド化により部品の小型化と高信頼性が要求されています。当社は、これらの市場要求に応える小型高容量で温度や湿度への信頼性を高めたセラミックコンデンサや小型低損失かつ高信頼性のSAWデバイス、並びに小型高特性の水晶部品や狭ピッチ・低背のコネクタ等の開発を進めています。

  自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタに加え、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体、TFT液晶ディスプレイやLTPS(Low-Temperature Polycrystalline Silicon、低温ポリシリコン)技術を使用した液晶ディスプレイ、さらに、システム化まで含めたセンターインフォメーションディスプレイ等の付加価値の高い液晶関連製品の開発を行っています。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速化、高画質化に加え、耐久性を高めた製品開発や他用途への展開にも取り組んでいます。

(5) 通信機器関連事業

  当社は防水、防塵、耐衝撃性等に優れた通信端末の開発を強化するとともに、国内外で販売する端末のプラットフォームやモジュールの共通化を進め、特長ある端末の開発及び開発期間の短縮に努めています。また、当社の端末及び部品やシステム技術の融合により、車載向けや低消費電力で広い範囲の無線通信に対応したIoT市場向けに通信モジュールの開発を強化しています。

(6) 情報機器関連事業

  競合他社との差別化を図るため、当社の最大の特長である環境性と経済性に優れたプリンター及び複合機の開発を進めています。部品の耐久性を追求し、消耗品であるトナーの交換だけで使用できる当社独自の長寿命技術の開発に取り組んでいます。交換する部品を極小におさえ、お客様のランニングコストの低減と、地球環境にやさしい製品の提供に努めています。また、高画質かつ省エネルギーを追求した新トナーの開発にも取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービス関連では、モバイル機器やクラウド環境、並びに顧客が所有するドキュメント管理システムとの連携によって、情報共有や業務効率に貢献するアプリケーションソフトウェア等の開発を進めています。さらに、企業内の情報を電子化し、包括的かつ効率的に運用するECM(Enterprise Contents Management)事業等を強化しています。

(7) その他の事業

  京セラコミュニケーションシステム㈱では、画像解析やテキスト解析等のAI(Artificial Intelligence、人工知能)を活用した新たなサービスの展開に必要なプラットフォームやソフトウェアの開発に取り組んでいます。また、IoTの普及により複雑化・高度化する顧客ニーズに対して、日々新たに発生する脅威や様々な端末に対応するセキュリティソフトの開発にも取り組んでいます。IoT市場については、LPWA(Low Power Wide Area、低消費電力広域ネットワーク)技術によるワイヤレスネットワークシステム網の拡大に向けて、パートナー企業を中心にセンサー等の開発支援に取り組んでいます。

(百万円)

 

研究開発費

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

ファインセラミック部品関連事業

3,731

4,531

21.4

 

半導体部品関連事業

3,078

3,398

10.4

 

ファインセラミック応用品関連事業

4,348

3,795

△12.7

 

電子デバイス関連事業

7,686

8,129

5.8

部品事業計

18,843

19,853

5.4

 

通信機器関連事業

3,868

2,348

△39.3

 

情報機器関連事業

24,021

21,674

△9.8

機器事業計

27,889

24,022

△13.9

その他の事業

12,023

11,536

△4.1

研究開発費計

58,755

55,411

△5.7

(売上高比率)

(4.0%)

(3.9%)

 

(注)前連結会計年度までは「その他の事業」に含めていた旧京セラケミカルグループの経営成績について、当連結会計年度より「半導体部品関連事業」に含めて開示しています。この変更に伴い、前連結会計年度の研究開発費についても同様の基準で組み替えて表示しています。

 

6 【研究開発活動】

  当社は各部門での新技術開発、新製品開発に加え、グループ内の経営資源の融合により将来の核となる事業の創出に取り組んでいます。特に今後の成長が見込まれる「情報通信市場」、「自動車関連市場」、「環境・エネルギー市場」並びに「医療・ヘルスケア市場」における付加価値の高い新技術、新製品の研究開発に注力しています。また、IoT(Internet of Things)の拡大により新たな事業機会の創出が見込まれることから、ハードウェア主体の既存ビジネスにソフトウェアを融合させるためのソフト開発強化に取り組んでいます。

  各レポーティングセグメントにおける主な活動は次のとおりです。

(1) ファインセラミック部品関連事業

  創業以来培って来たファインセラミックスの材料技術やプロセス技術、設計技術をさらに高める基礎研究及びプロセス開発に取り組むとともに、これらのコア技術を活かし幅広い市場向けに新製品の開発を進めています。

  主力の半導体製造装置市場向けには、微細配線、三次元構造等、高集積化の進む次世代装置に向けた部品や材料開発に取り組んでいます。

  また、自動車関連市場向けには、ADAS (Advanced Driving Assistant System)や自動運転の実現に向けて需要の増加が見込まれるビューカメラやセンサーカメラモジュール並びにシステムの開発を強化するとともに、これら車載カメラ用の画像認識の高度化に向けて、ソフトウェアの開発を強化しています。さらに、二酸化炭素の削減や排気ガスを抑制し、ディーゼル車の環境性能の向上に貢献するセラミック部品の開発に注力しています。

  環境・エネルギー市場向けには、新たなクリーンエネルギー供給システムとして普及が期待される家庭用固体酸化物形燃料電池(SOFC)向けのセラミック部品及び産業用SOFCシステムの開発や、照明用途の需要が拡大しているLED関連製品等の開発を強化しています。

(2) 半導体部品関連事業

  スマートフォンやタブレット端末に代表されるデジタルコンシューマ機器市場においては、機器の多機能化と同時に小型・薄型化のニーズが高まっています。これに伴い、機器に搭載される電子部品の小型化や半導体の微細化が進んでいます。また、情報通信ネットワーク市場においては、高速かつ大容量の通信インフラの構築が求められています。このような市場動向に対応し事業拡大を図るため、当社は独自の材料、設計、積層技術を活かし、付加価値の高い新製品の開発に努めています。

  具体的には、セラミックパッケージ事業において微細配線が可能で、かつ高強度、高剛性の超小型・薄型のパッケージや、より高い周波数に対応した光通信用パッケージの開発に取り組んでいます。また、セラミックパッケージの開発で培ってきた金属導体の材料技術を活かし、ディーゼル車の排ガスに含まれる煤を高温でも検知可能なセンサーを開発する等、新たな領域の開拓に努めています。なお、当製品は、欧州の新排ガス規制にも対応しており、ディーゼルエンジンの基幹部品としての搭載を図っていきます。

  有機多層パッケージ事業においては、狭ピッチかつ薄型・高精細なフリップチップパッケージやモジュール基板、部品内蔵基板の開発を強化しています。さらに、プリント配線板事業においても高周波対応の新材料を用いた製品開発に取り組んでいます。

(3) ファインセラミック応用品関連事業

  ソーラーエネルギー事業においては、単結晶及び多結晶シリコン太陽電池セルの変換効率や、モジュールの出力及び耐久性の向上を図る等、製品の性能品質向上と同時に、水上ソーラー等の未利用域への展開を可能にする製品の開発に努めています。また、太陽電池周辺機器についても、パワーコンディショナに加え、太陽光発電で発電した電力の自家消費に対応した蓄電システムの大容量化や小型化、エネルギーを効率良く制御するエネルギーマネジメントシステム等の開発にも注力し、トータルエネルギーソリューションビジネスへの事業領域拡大に努めています。

  切削工具事業については、自動車や産業機械等の幅広い市場で金属加工に使用され、ユーザーの生産性向上に寄与する高品質・高精度な工具の開発を材料技術から強化しています。

(4) 電子デバイス関連事業

  スマートフォンをはじめとする通信端末向けには、データ通信の高速化、及びマルチバンド化により部品の小型化、高性能化が要求されており、小型高容量やノイズ除去用セラミックコンデンサ、小型SAWデバイス、並びに水晶部品や狭ピッチ・低背のコネクタ等の開発を進めています。

  また、自動車や産業機器市場向けには、高温信頼性や耐圧性を高めたセラミックコンデンサやコネクタに加え、ディスクリート及びパワーモジュールを含むパワー半導体の開発を進めています。液晶関連製品については、自動車関連及び産業機器市場向けにタッチパネルやカバーガラス等を組み合わせたTFT液晶ディスプレイをはじめ、LTPS(低温ポリシリコン)技術を使用した高付加価値製品等の開発を行っています。

  また、主に商業印刷市場向けに展開しているインクジェットプリントヘッドでは、デジタル印刷で要求される高速・高画質印刷に適した信頼性の高い製品の開発に取り組んでいます。

(5) 通信機器関連事業

  当社は防水、防塵、耐衝撃性等に優れた通信端末の開発を強化するとともに、国内外で販売する端末のプラットフォームの共通化を進め、開発期間の短縮に努めています。また、端末及び当社の部品やシステム技術の融合により高速大容量通信に対応した、耐久性の高い通信モジュールの開発強化を図っています。

(6) 情報機器関連事業

  他社との差別化を図るため、当社の特長である環境性と経済性に優れたプリンター及び複合機の開発を進めています。部品の耐久性を追求し、消耗品であるトナーコンテナの交換だけで使用できる当社独自の長寿命化技術の開発に取り組んでいます。交換される部品を極小におさえ、製品の使用にかかるコストの最適化を実現することで、お客さまのランニングコストの低減と、地球環境にやさしい製品の提供に努めています。また、高画質の追求に向けた新トナーの開発強化にも取り組んでいます。

  ドキュメントソリューションサービスの面では、モバイル機器やクラウド環境との連携によって情報共有や業務効率に貢献するビジネスアプリケーション等の開発を進めるとともに、お客さまのドキュメント環境の最適化及び継続的なサポートを行うMDS(Managed Document Services)をグローバルに展開しています。

(7) その他の事業

  京セラコミュニケーションシステム㈱では、IoTの普及により複雑化・高度化する顧客ニーズに対して、様々な端末に対応するセキュリティソフトやビッグデータを活用したマーケティング等の新たなサービスの展開に必要なインフラやソフトウェアの開発に取り組んでいます。

  京セラケミカル㈱では、半導体や自動車関連市場向けに、絶縁信頼性等の電気特性の向上に加え、熱硬化・光反応性や形状・応力安定性等の高機能化への要求に対応する新規材料の合成や新たな材料配合技術等の開発を強化しています。

(百万円)

 

研究開発費

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

ファインセラミック部品関連事業

3,302

3,731

13.0

 

半導体部品関連事業

2,308

2,198

△4.8

 

ファインセラミック応用品関連事業

4,428

4,348

△1.8

 

電子デバイス関連事業

8,557

7,686

△10.2

部品事業計

18,595

17,963

△3.4

 

通信機器関連事業

3,935

3,868

△1.7

 

情報機器関連事業

22,555

24,021

6.5

機器事業計

26,490

27,889

5.3

その他の事業

10,200

12,903

26.5

研究開発費計

55,285

58,755

6.3

(売上高比率)

(3.6%)

(4.0%)

 

設備投資等の概要・設備状況本文

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ75,901百万円(50.9%)増加の225,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

主に自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、半導体関連市場向け製品の需要増加に対応するため、コアコンポーネントセグメントにおいて生産能力拡大のための設備投資を実施しました。なお、前連結会計年度に、電子部品セグメントにおいては、海外工場へ生産設備を導入し、本社部門においては、国内工場における新規建物及び用地取得を実施しました。その結果、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ7,167百万円(5.0%)増加の149,099百万円となりました。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

47,923

78,759

64.3

 

電子部品

35,009

26,931

△23.1

 

ソリューション

24,074

23,980

△0.4

 

その他の事業

15,702

9,015

△42.6

 

本社部門

19,224

10,414

△45.8

 

設備投資額

141,932

149,099

5.0

(注)当社は、当連結会計年度より、前連結会計年度まで「コアコンポーネント」セグメントに含めていた宝飾・応用

   商品事業を「ソリューション」セグメントに、「ソリューション」セグメントに含めていたディスプレイ事業

   を「コアコンポーネント」セグメントに含めて業績管理することとしました。これに伴い、前連結会計年度の

   レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)は、この管理区分にて表示しています。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2026年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

滋賀東近江工場

滋賀県

東近江市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
医療機器・電子部品・

切削工具・プリンティングデバイス製造装置

23,045

19,346

3,460

(440,615)

15,550

61,401

2,665

[661]

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

コアコンポーネント
及びソリューション

医療機器・ディスプレイ・
スマートエネルギー関連
製品製造装置

23,420

9,278

1,052

(198,197)

7,146

40,896

1,485

[175]

京都綾部工場

京都府

綾部市

コアコンポーネント

有機基板製造装置

10,246

1,569

1,588

(152,061)

1,796

15,199

700

[144]

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

コアコンポーネント
及びソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
有機基板・切削工具
製造装置

33,739

19,464

2,562

(258,752)

32,307

88,072

3,471

[1,187]

鹿児島国分工場

鹿児島県
霧島市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
車載カメラモジュール・

セラミック・パッケージ・電子部品・プリンティングデバイス製造装置

57,548

34,187

5,362

(530,970)

8,874

105,971

3,934

[1,292]

 

(2)国内子会社

2026年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市
中央区

ソリューション

プリンター用
消耗品・複合機
製造装置

5,390

2,276

4,987

(331,682)

1,570

14,223

2,026

[306]

京セラコミュニケーションシステム㈱

京都市

伏見区

ソリューション

太陽光発電設備、

データセンター

5,770

7,463

1,028

(28,160)

11,937

26,198

2,361

[99]

京セラ興産㈱

東京都
渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用
ビルディング

4,295

32

5,331

(40,628)

246

9,904

282

[125]

 

(3)在外子会社

2026年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Kyocera Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
フンイェン

コアコンポーネント、電子部品並びにソリューション

セラミックパッケージ・電子部品・

切削工具製造装置

9,499

6,965

-

791

17,255

3,057

Kyocera
Document
Technology
Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
ハイフォン

ソリューション

プリンター・複合機
製造装置

12,384

1,675

-

980

15,039

5,873

Kyocera
International,
Inc.

米国
カリフォルニア州
サンディエゴ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・セラミック
パッケージ製造装置

6,683

4,009

1,617

(571,795)

3,135

15,444

1,000

Kyocera AVX
Components
Corporation

米国
サウス
カロライナ州
ファウンテンイン

電子部品

電子部品製造装置

3,841

2,321

2,173

(968,413)

2,017

10,352

891

Kyocera AVX
Components
(Penang) Sdn.
Bhd.

マレーシア
ペナン

電子部品

電子部品製造装置

5,598

3,837

92

(45,487)

2,396

11,923

1,429

Kyocera AVX
Components
Bangkok Ltd.

タイ
バンコク

電子部品

電子部品製造装置

40,866

13,898

1,510

(180,817)

11,981

68,255

809

Kyocera AVX
Components
S.R.O.

チェコ
ランシュクロウン

電子部品

電子部品製造装置

5,353

4,067

213

(154,455)

2,305

11,938

1,848

Kyocera
Fineceramics

Europe GmbH

ドイツ

バーデン=ヴュルテンベルク州
マンハイム

コアコンポーネント

ファインセラミック

部品製造装置

7,721

7,473

1,618

(143,410)

5,052

21,864

613

Kyocera
Fineceramics

Medical GmbH

ドイツ

バーデン=ヴュルテンベルク州
ヴァイブリンゲン

コアコンポーネント

医療機器製造装置

-

3,055

-

6,095

9,150

18

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3  従業員数の[ ]は、パートタイマー及び定年後再雇用者の合計人数を外数で記載しています。

4  2026年4月1日付で、鹿児島国分工場と鹿児島隼人工場を統合し、名称を鹿児島霧島工場に変更しています。

 

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ38,068百万円(26.8%)増加の180,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

主に自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当社は、半導体関連市場や情報通信関連市場向け製品の需要増加に対応するため、前連結会計年度に引き続き、生産能力拡大のための設備投資を実施しました。また、その他の事業においては、生産技術開発力の強化のため、国内に新たな研究開発施設を建設しました。なお、コアコンポーネントセグメントにおいて、前連結会計年度に工場建屋を建設したことから当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ19,752百万円(12.2%)減少の141,932百万円となりました。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

65,785

47,285

△28.1

 

電子部品

32,588

35,009

7.4

 

ソリューション

29,070

24,712

△15.0

 

その他の事業

8,276

15,702

89.7

 

本社部門

25,965

19,224

△26.0

 

設備投資額

161,684

141,932

△12.2

(注)当社は、当連結会計年度より、前連結会計年度まで「その他の事業」に含めていたエネルギーソリューション事

業を「ソリューション」セグメントに含めて業績管理することとしました。これに伴い、前連結会計年度のレポ

ーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)は、この管理区分にて表示しています。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2025年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

山形東根工場

山形県
東根市

電子部品

電子部品製造装置

2,693

4,222

183

(69,332)

241

7,339

441

[107]

滋賀東近江工場

滋賀県
東近江市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
医療機器・電子部品・

切削工具・プリンティングデバイス製造装置

13,831

17,762

3,460

(440,615)

22,000

57,053

2,672

[717]

滋賀野洲工場

滋賀県
野洲市

コアコンポーネント
及びソリューション

医療機器・ディスプレイ・
スマートエネルギー関連
製品製造装置

21,656

10,177

1,052

(198,197)

13,542

46,427

1,769

[233]

京都綾部工場

京都府
綾部市

コアコンポーネント

有機基板製造装置

11,195

643

1,588

(152,061)

1,263

14,689

762

[155]

鹿児島川内工場

鹿児島県
薩摩川内市

コアコンポーネント
及びソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
有機基板・切削工具
製造装置

29,023

23,729

2,562

(258,752)

12,476

67,790

3,563

[1,288]

鹿児島国分工場

鹿児島県
霧島市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
自動車用部品・セラミック
パッケージ・電子部品・
プリンティングデバイス
製造装置

56,681

30,990

5,362

(530,970)

9,806

102,839

3,971

[1,366]

 

(2)国内子会社

2025年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市
中央区

ソリューション

プリンター用
消耗品・複合機
製造装置

5,538

2,393

4,987

(331,682)

1,309

14,227

1,998

[286]

京セラコミュニケーションシステム㈱

京都市

伏見区

ソリューション

太陽光発電設備、

データセンター

5,844

5,696

1,028

(28,160)

13,508

26,076

2,353

[96]

京セラ興産㈱

東京都
渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用
ビルディング

4,414

29

5,331

(40,628)

237

10,011

283

[128]

 

(3)在外子会社

2025年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Kyocera Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
フンイェン

コアコンポーネント、電子部品並びにソリューション

セラミックパッケージ・電子部品・

切削工具製造装置

9,798

9,613

-

530

19,941

3,115

Kyocera
Document
Technology
Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
ハイフォン

ソリューション

プリンター・複合機
製造装置

12,091

1,830

-

1,157

15,078

6,245

Kyocera
International,
Inc.

米国
カリフォルニア州
サンディエゴ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・セラミック
パッケージ製造装置

5,409

3,906

1,516

(571,795)

4,785

15,616

1,041

Kyocera AVX
Components
Corporation

米国
サウス
カロライナ州
ファウンテンイン

電子部品

電子部品製造装置

4,016

1,913

2,037

(968,413)

1,929

9,895

918

Kyocera AVX
Components
(Penang) Sdn.
Bhd.

マレーシア
ペナン

電子部品

電子部品製造装置

5,393

5,006

86

(45,487)

2,398

12,883

1,415

Kyocera AVX
Components
Bangkok Ltd.

タイ
バンコク

電子部品

電子部品製造装置

29,936

8,990

1,416

(180,817)

26,002

66,344

611

Kyocera AVX
Components
S.R.O.

チェコ
ランシュクロウン

電子部品

電子部品製造装置

4,993

2,851

199

(154,455)

2,408

10,451

1,814

Kyocera
Fineceramics
Europe GmbH

ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州
マンハイム

コアコンポーネント

ファインセラミック
部品製造装置

2,719

6,214

1,432

(109,902)

7,474

17,839

685

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3  従業員数の[ ]は、パートタイマー及び定年後再雇用者の合計人数を外数で記載しています。

4  2024年4月1日付で、滋賀蒲生工場と滋賀八日市工場を統合し、名称を滋賀東近江工場に変更しています。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ38,316百万円(23.7%)増加の200,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

主に自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当社は、前連結会計年度から引き続き、5Gや半導体関連市場向け製品の需要増へ対応すべく、当連結会計年度において積極的な設備投資を実施しました。なお、電子部品セグメントにおいて、前連結会計年度に生産能力拡大のために海外に工場を建設したことから、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ12,217百万円(7.0%)減少の161,684百万円となりました。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

66,629

65,785

△1.3

 

電子部品

49,118

32,588

△33.7

 

ソリューション

27,644

29,038

5.0

 

その他の事業

13,097

8,308

△36.6

 

本社部門

17,413

25,965

49.1

 

設備投資額

173,901

161,684

△7.0

 

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2024年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

山形東根工場

山形県
東根市

電子部品

電子部品製造装置

2,737

5,140

183

(69,332)

257

8,317

450

[108]

滋賀蒲生工場

滋賀県
東近江市

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・

医療機器製造装置

2,254

4,271

364

(131,630)

1,474

8,363

966

[265]

滋賀八日市工場

滋賀県
東近江市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
電子部品・切削工具・

プリンティングデバイス
製造装置

10,297

14,057

3,096

(308,985)

19,510

46,960

1,734

[443]

滋賀野洲工場

滋賀県
野洲市

コアコンポーネント
及びソリューション

医療機器・ディスプレイ・
スマートエネルギー関連
製品製造装置

11,999

10,973

1,052

(198,197)

11,165

35,189

1,738

[226]

京都綾部工場

京都府
綾部市

コアコンポーネント

有機基板製造装置

9,678

18,296

1,588

(152,061)

1,990

31,552

806

[167]

鹿児島川内工場

鹿児島県
薩摩川内市

コアコンポーネント
及びソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
有機基板・切削工具
製造装置

19,936

37,977

2,525

(256,331)

19,351

79,789

3,579

[1,322]

鹿児島国分工場

鹿児島県
霧島市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
自動車用部品・セラミック
パッケージ・電子部品・
プリンティングデバイス
製造装置

52,376

32,453

3,064

(418,568)

9,414

97,307

3,920

[1,364]

 

(2)国内子会社

2024年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市
中央区

ソリューション

プリンター用
消耗品・複合機
製造装置

5,442

793

4,987

(331,682)

1,383

12,605

2,011

[236]

京セラ興産㈱

東京都
渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用
ビルディング

4,561

27

5,331

(40,628)

213

10,132

278

[129]

 

(3)在外子会社

2024年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Kyocera Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
フンイェン

コアコンポーネント

セラミック
パッケージ製造装置

8,224

12,470

-

2,939

23,633

2,721

Kyocera
Document
Technology
Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
ハイフォン

ソリューション

プリンター・複合機
製造装置

12,448

985

-

2,996

16,429

5,596

Kyocera
International,
Inc.

米国
カリフォルニア州
サンディエゴ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・セラミック
パッケージ製造装置

5,701

4,214

1,526

(571,795)

4,176

15,617

1,127

Kyocera AVX
Components
Corporation

米国
サウス
カロライナ州
ファウンテンイン

電子部品

電子部品製造装置

4,254

1,689

2,051

(968,413)

1,482

9,476

1,113

Kyocera AVX
Components
(Penang) Sdn.
Bhd.

マレーシア
ペナン

電子部品

電子部品製造装置

5,733

6,987

87

(45,487)

1,803

14,610

1,531

Kyocera AVX
Components
Bangkok Ltd.

タイ
バンコク

電子部品

電子部品製造装置

31,172

9,011

1,425

(180,817)

22,812

64,420

582

Kyocera AVX
Components
S.R.O.

チェコ
ランシュクロウン

電子部品

電子部品製造装置

4,126

2,561

196

(154,298)

1,813

8,696

1,857

Kyocera
Fineceramics
Europe GmbH

ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州
マンハイム

コアコンポーネント

ファインセラミック
部品製造装置

2,126

5,714

1,441

(109,902)

4,284

13,565

667

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3  従業員数の[ ]は、パートタイマー及び定年後再雇用者の合計人数を外数で記載しています。

4  2024年4月1日付で、滋賀蒲生工場と滋賀八日市工場を統合し、名称を滋賀東近江工場に変更しています。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ101,099百万円(58.1%)増加の275,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

主に自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、コアコンポーネントセグメントにおいて、5Gや半導体関連市場向け製品の需要増へ対応すべく、前連結会計年度から引き続き積極的な設備投資を実施しました。また、電子部品セグメントにおいては、生産能力拡大のため海外に新たな工場を建設しました。さらに、その他の事業においては、研究開発体制の強化を目的に新たな研究開発施設も建設しました。これらの結果、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ22,130百万円(14.6%)増加の173,901百万円となりました。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

71,041

66,629

△6.2

 

電子部品

37,140

49,118

32.3

 

ソリューション

26,348

27,644

4.9

 

その他の事業

5,330

13,097

145.7

 

本社部門

11,912

17,413

46.2

 

設備投資額

151,771

173,901

14.6

 

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

山形東根工場

山形県
東根市

電子部品

電子部品製造装置

2,478

4,544

183

(69,332)

223

7,428

450

[101]

滋賀蒲生工場

滋賀県
東近江市

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・

医療機器製造装置

1,651

4,082

364

(131,630)

1,515

7,612

1,002

[297]

滋賀八日市工場

滋賀県
東近江市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
電子部品・切削工具・

プリンティングデバイス
製造装置

7,505

12,774

3,096

(308,985)

13,718

37,093

1,661

[427]

滋賀野洲工場

滋賀県
野洲市

コアコンポーネント
及びソリューション

医療機器・ディスプレイ・
スマートエネルギー関連
製品製造装置

11,400

9,842

1,052

(198,197)

7,740

30,034

1,679

[207]

京都綾部工場

京都府
綾部市

コアコンポーネント

有機基板製造装置

9,952

19,260

1,588

(152,061)

950

31,750

856

[179]

鹿児島川内工場

鹿児島県
薩摩川内市

コアコンポーネント
及びソリューション

ファインセラミック部品・
セラミックパッケージ・
有機基板・切削工具
製造装置

18,969

41,950

1,525

(215,525)

4,350

66,794

3,630

[1,372]

鹿児島国分工場

鹿児島県
霧島市

コアコンポーネント、
電子部品並びに
ソリューション

ファインセラミック部品・
自動車用部品・セラミック
パッケージ・電子部品・
プリンティングデバイス
製造装置

43,003

33,598

3,064

(418,569)

7,828

87,493

3,819

[1,385]

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市
中央区

ソリューション

プリンター用
消耗品・複合機
製造装置

5,504

991

4,987

(331,682)

1,174

12,656

1,990

[213]

京セラ興産㈱

東京都
渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用
ビルディング

4,619

26

5,331

(40,628)

167

10,143

273

[121]

 

(3)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Dongguan
Shilong Kyocera
Co.,Ltd.

中国
広東省
東莞

コアコンポーネント
及びソリューション

自動車用部品・
切削工具・
ディスプレイ
製造装置

1,198

4,644

-

1,267

7,109

3,006

Kyocera Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
フンイェン

コアコンポーネント

セラミック
パッケージ製造装置

7,064

9,181

-

6,520

22,765

2,601

Kyocera
Document
Technology
Vietnam
Co.,Ltd.

ベトナム
ハイフォン

ソリューション

プリンター・複合機
製造装置

11,418

973

-

1,545

13,936

5,553

Kyocera
International,
Inc.

米国
カリフォルニア州
サンディエゴ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・セラミック
パッケージ製造装置

5,608

3,996

1,354

(571,795)

892

11,850

1,135

Kyocera AVX
Components
Corporation

米国
サウス
カロライナ州
ファウンテンイン

電子部品

電子部品製造装置

4,151

1,189

1,820

(968,413)

917

8,077

1,135

Kyocera AVX
Components
(Penang) Sdn.
Bhd.

マレーシア
ペナン

電子部品

電子部品製造装置

5,200

7,368

77

(45,487)

2,400

15,045

1,665

Kyocera AVX
Components
Bangkok Ltd.

タイ
バンコク

電子部品

電子部品製造装置

28,574

51

918

(180,817)

18,118

47,661

502

Kyocera AVX
Components
S.R.O.

チェコ
ランシュクロウン

電子部品

電子部品製造装置

4,374

2,468

189

(160,252)

765

7,796

2,097

Kyocera
Fineceramics
Europe GmbH

ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州
マンハイム

コアコンポーネント

ファインセラミック
部品製造装置

1,423

4,664

1,024

(101,032)

2,034

9,145

605

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3  従業員数の[ ]は、パートタイマー及び定年後再雇用者の合計人数を外数で記載しています。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ48,229百万円(31.8%)増加の200,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、5Gや半導体関連市場向け製品の需要増へ対応すべく、コアコンポーネントセグメントを中心に生産能力拡大のための設備投資を行いました。この結果、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ34,665百万円(29.6%)増加の151,771百万円となりました。所要資金については、主に自己資金を充当しています。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

コアコンポーネント

34,931

71,041

103.4

 

電子部品

46,112

37,140

△19.5

 

ソリューション

27,387

26,348

△3.8

 

その他の事業

2,023

5,330

163.5

 

本社部門

6,653

11,912

79.0

 

設備投資額

117,106

151,771

29.6

(注)当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前連結会計年度の設備投資額についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記6. セグメント情報」を参照ください。

 

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2022年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

コアコンポーネント、電子部品並びにソリューション

ファインセラミック部品

・電子部品・機械工具・

プリンティングデバイス

製造装置

1,144

1,466

96

(84,528)

3,177

5,883

482

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

コアコンポーネント

ファインセラミック部品

・セラミックパッケージ
製造装置

1,429

4,276

364

(131,630)

1,548

7,617

967

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

コアコンポーネント、電子部品並びに

ソリューション

ファインセラミック部品

・電子部品・機械工具・
プリンティングデバイス

製造装置

6,394

10,695

3,096

(308,985)

12,425

32,610

1,550

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

コアコンポーネント

及びソリューション

医療機器・ディスプレイ・

スマートエネルギー関連

製品製造装置

10,843

10,622

1,052

(198,196)

9,085

31,602

1,668

京都綾部工場

京都府

綾部市

コアコンポーネント

有機多層パッケージ

製造装置

9,943

9,017

1,588

(152,061)

404

20,952

706

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

コアコンポーネント及びソリューション

ファインセラミック部品

・セラミックパッケージ・

有機多層パッケージ・

セラミックナイフ・

機械工具製造装置

17,184

36,281

1,525

(215,525)

3,104

58,094

3,316

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

コアコンポーネント、電子部品並びにソリューション

ファインセラミック部品

・自動車用部品・

セラミックパッケージ・
電子部品・プリンティング
デバイス製造装置

28,353

30,130

3,064

(418,569)

7,139

68,686

3,803

 

(2)国内子会社

2022年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

ソリューション

プリンター用

消耗品・複合機

製造装置

5,792

1,249

4,987

(331,682)

663

12,691

2,047

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用

ビルディング

4,818

29

5,331

(40,628)

168

10,346

280

 

(3)在外子会社

2022年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Dongguan Shilong Kyocera Co.,Ltd.

中国

広東省

東莞

コアコンポーネント及びソリューション

自動車用部品・

機械工具・

ディスプレイ

製造装置

778

4,033

-

1,032

5,843

2,826

Kyocera Document

Technology (Dongguan) Co., Ltd.

中国

広東省

東莞

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

1,359

1,114

-

3,069

5,542

7,140

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

ベトナム

フンイェン

コアコンポーネント

セラミック
パッケージ製造装置

5,767

5,745

-

2,005

13,517

2,716

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

ベトナム

ハイフォン

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

9,912

926

-

2,130

12,968

6,066

Kyocera International, Inc.

米国

カリフォルニア州

サンディエゴ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品・セラミック

パッケージ製造装置

5,619

4,051

1,233

(571,795)

848

11,751

1,104

Kyocera AVX Components Corporation

米国

サウス

カロライナ州

ファウンテンイン

電子部品

電子部品製造装置

4,172

701

610

(536,329)

903

6,386

1,059

Kyocera AVX Components (Penang) Sdn. Bhd.

マレーシア

ペナン

電子部品

電子部品製造装置

4,171

5,572

70

(45,453)

5,222

15,035

1,449

Kyocera AVX Components Bangkok Ltd.

タイ

バンコク

電子部品

電子部品製造装置

-

-

837

(44,129)

20,265

21,102

200

Kyocera AVX Components S.R.O.

チェコ共和国

ランシュクロウン

電子部品

電子部品製造装置

3,878

1,779

168

(135,618)

1,125

6,950

1,802

Kyocera Fineceramics

Precision GmbH

ドイツ

バイエルン州

ゼルプ

コアコンポーネント

ファインセラミック部品製造装置

1,157

3,336

269

(56,558)

942

5,704

262

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ52,894百万円(45.2%)増加の170,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

コアコンポーネント

増産及び生産性向上のための設備導入

自己資金

電子部品

同上

同上

ソリューション

同上

同上

(注)当社は2021年4月1日よりレポーティングセグメントを変更しています。詳細については、「第1  企業の概況  3  事業の内容」を参照ください。

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、5G関連製品の需要増へ対応すべく、特に「電子デバイス」や「半導体関連部品」において生産能力拡大のための設備投資を行いました。加えて、主に国内の生産拠点において、生産性向上に向けた自動化ラインの導入等を進めました。この結果、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ11,103百万円(10.5%)増加の117,106百万円となりました。所要資金については、主に自己資金を充当しています。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

22,969

14,676

△36.1

 

半導体関連部品

11,958

24,066

101.3

 

電子デバイス

29,558

47,796

61.7

 

部品事業計

64,485

86,538

34.2

 

コミュニケーション

6,224

5,159

△17.1

 

ドキュメントソリューション

8,866

8,959

1.0

 

生活・環境

5,684

7,774

36.8

 

機器・システム事業計

20,774

21,892

5.4

 

その他

3,198

2,023

△36.7

 

本社部門

17,546

6,653

△62.1

 

設備投資額

106,003

117,106

10.5

 

(注)1  金額には消費税等は含まれていません。

2  2020年4月1日に、「コミュニケーション」に含まれる当社国内子会社 京セラコミュニケーションシステム㈱が、「生活・環境」に含まれていた同 ㈱京セラソーラーコーポレーションを吸収合併しました。これに伴い、上記の「前連結会計年度」の設備投資額は、吸収合併後のレポーティングセグメントに組み替えて表示しています。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2021年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・

プリンティングデバイス

製造装置

1,137

1,048

96

(84,465)

4,830

7,111

454

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品

・セラミックパッケージ
製造装置

1,250

3,985

364

(131,630)

1,485

7,084

976

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・
プリンティングデバイス

製造装置

5,229

8,542

3,096

(308,985)

10,542

27,409

1,422

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

産業・自動車用部品

及び生活・環境

液晶ディスプレイ・太陽光発電システム・医療機器

製造装置

9,839

7,826

1,052

(198,196)

9,288

28,005

1,587

京都綾部工場

京都府

綾部市

半導体関連部品

有機多層パッケージ

製造装置

4,782

2,667

1,588

(152,061)

161

9,198

580

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに生活・環境

ファインセラミック部品

・機械工具・セラミック

パッケージ・有機多層
パッケージ・セラミック
ナイフ製造装置

11,753

17,535

1,525

(215,525)

2,706

33,519

3,050

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに電子デバイス

ファインセラミック部品

・自動車用部品・

セラミックパッケージ・
電子部品・プリンティング
デバイス製造装置

22,689

23,439

2,918

(413,436)

5,145

54,191

3,583

 

(2)国内子会社

2021年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他

ホテル及び賃貸用

ビルディング

5,071

34

5,331

(40,628)

216

10,652

277

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

ドキュメント

ソリューション

プリンター用

消耗品・複合機

製造装置

6,163

1,696

5,196

(332,995)

686

13,741

2,122

 

(3)在外子会社

2021年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Kyocera Document

Technology (Dongguan) Co., Ltd.

中国

広東省

東莞

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

1,397

1,205

-

3,010

5,612

5,638

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

ベトナム

フンイェン

半導体関連部品

セラミック
パッケージ製造装置

4,395

3,442

-

610

8,447

2,216

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

ベトナム

ハイフォン

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

9,416

584

-

1,901

11,901

5,177

Kyocera International, Inc.

米国

カリフォルニア州

サンディエゴ

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品・セラミック

パッケージ製造装置

5,592

3,506

1,122

(571,795)

1,424

11,644

1,089

AVX Corporation

米国

サウス

カロライナ州

ファウンテンイン

電子デバイス

電子部品製造装置

4,122

697

555

(538,837)

810

6,184

1,004

AVX Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.

マレーシア

ペナン

電子デバイス

電子部品製造装置

3,968

4,010

64

(45,453)

5,385

13,427

1,068

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

チェコ共和国

ランシュクロウン

電子デバイス

電子部品製造装置

4,209

2,081

152

(135,618)

973

7,415

2,149

Kyocera Fineceramics

Precision GmbH

ドイツ

バイエルン州

ゼルプ

産業・自動車用部品

ファインセラミック部品製造装置

1,157

2,963

256

(56,558)

869

5,245

251

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

なお、金額には消費税等は含まれていません。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ6,003百万円(5.7%)減少の100,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

産業・自動車用部品

生産性向上のための設備導入

自己資金

半導体関連部品

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

電子デバイス

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

コミュニケーション

生産性向上のための設備導入

同上

ドキュメントソリューション

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

生活・環境

生産性向上のための設備導入

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、主に「電子デバイス」及び「産業・自動車用部品」において、旺盛な需要に対応するための生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資や、国内工場建屋、研究開発拠点の新設のための設備投資を行いました。前連結会計年度の積極的な設備投資の影響もあり、当連結会計年度の設備投資額は、前連結会計年度に比べ11,046百万円(9.4%)減少の106,003百万円となりました。なお、所要資金については、主に自己資金を充当しています。

レポーティングセグメント別設備投資額(有形固定資産への投資額)

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

37,746

22,969

△39.1

 

半導体関連部品

17,737

11,958

△32.6

 

電子デバイス

33,275

29,558

△11.2

 

部品事業計

88,758

64,485

△27.3

 

コミュニケーション

4,945

4,330

△12.4

 

ドキュメントソリューション

7,571

8,866

17.1

 

生活・環境

5,548

7,578

36.6

 

機器・システム事業計

18,064

20,774

15.0

 

その他

1,119

3,198

185.8

 

本社部門

9,108

17,546

92.6

 

設備投資額

117,049

106,003

△9.4

 

(注)金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2020年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・

プリンティングデバイス

製造装置

1,157

968

96

(84,465)

4,131

6,352

482

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品

・セラミックパッケージ

製造装置

1,290

3,171

364

(131,630)

1,355

6,180

966

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・

プリンティングデバイス

製造装置

4,799

6,225

3,096

(308,985)

14,772

28,892

1,524

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

産業・自動車用部品

及び生活・環境

液晶ディスプレイ・太陽光発電システム・医療機器

製造装置

6,877

5,021

1,052

(198,196)

892

13,842

1,289

京都綾部工場

京都府

綾部市

半導体関連部品

有機多層パッケージ

製造装置

5,279

290

1,588

(152,061)

41

7,198

591

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに生活・環境

ファインセラミック部品

・機械工具・セラミック

パッケージ・有機多層

パッケージ・セラミック

ナイフ製造装置

10,587

9,762

1,525

(215,525)

1,355

23,229

2,846

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに電子デバイス

ファインセラミック部品

・自動車用部品・

セラミックパッケージ・

電子部品・プリンティング

デバイス製造装置

15,712

15,772

2,501

(400,871)

3,552

37,537

3,459

 

(2)国内子会社

2020年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他

ホテル及び賃貸用

ビルディング

5,257

37

5,331

(40,628)

241

10,866

272

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

ドキュメント

ソリューション

プリンター用

消耗品・複合機

製造装置

5,911

1,647

5,196

(332,995)

1,000

13,754

2,175

 

(3)在外子会社

2020年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合  計

Kyocera Document

Technology (Dongguan) Co., Ltd.

中国

広東省

東莞

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

1,559

1,248

-

2,674

5,481

4,893

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

ベトナム

フンイェン

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

機械工具・セラミックパッケージ製造装置

4,167

1,915

-

249

6,331

1,731

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

ベトナム

ハイフォン

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

4,540

544

-

2,303

7,387

3,991

Kyocera International, Inc.

米国

カリフォルニア州

サンディエゴ

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品・セラミック

パッケージ製造装置

5,321

2,475

1,102

(571,795)

2,799

11,697

1,078

AVX Corporation

米国

サウス

カロライナ州

ファウンテンイン

電子デバイス

電子部品製造装置

4,311

1,095

545

(862,383)

807

6,758

970

AVX Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.

マレーシア

ペナン

電子デバイス

電子部品製造装置

3,619

4,335

63

(45,453)

3,813

11,830

1,256

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

チェコ共和国

ランシュクロウン

電子デバイス

電子部品製造装置

4,128

981

139

(135,618)

433

5,681

2,120

Kyocera Fineceramics

Precision GmbH

ドイツ

バイエルン州

ゼルプ

産業・自動車用部品

ファインセラミック部品製造装置

1,114

2,172

236

(56,558)

843

4,365

230

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品、建設仮勘定及び使用権資産の合計です。

なお、金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1)重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ2,951百万円(2.5%)増加の120,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

産業・自動車用部品

増産及び生産性向上のための設備導入

自己資金

半導体関連部品

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

電子デバイス

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

コミュニケーション

新製品投入及び増産のための設備導入

同上

ドキュメントソリューション

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

生活・環境

生産性向上のための設備導入

同上

 

(2)重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、主に「産業・自動車用部品」及び「電子デバイス」において、旺盛な需要に対応するための生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資金額は、前連結会計年度に比べ30,530百万円(35.3%)増加の117,049百万円となりました。なお、当連結会計年度の設備投資については、主に自己資金を充当しています。

レポーティングセグメント別設備投資額

 

 

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

 

産業・自動車用部品

21,184

37,746

78.2

半導体関連部品

15,820

17,737

12.1

電子デバイス

26,512

33,275

25.5

部品事業計

63,516

88,758

39.7

 

コミュニケーション

4,813

4,945

2.7

ドキュメントソリューション

6,013

7,571

25.9

生活・環境

5,454

5,548

1.7

機器・システム事業計

16,280

18,064

11.0

 

その他

1,346

1,119

△16.9

 

本社部門

5,377

9,108

69.4

 

設備投資額

86,519

117,049

35.3

 

(注)金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1)提出会社

2019年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物

及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

山形東根工場

山形県

東根市

電子デバイス

電子部品製造装置

1,533

1,787

183

(69,332)

2

76

3,581

446

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・

プリンティングデバイス

製造装置

450

1,641

96

(85,201)

-

4,565

6,752

515

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品

・セラミックパッケージ

製造装置

1,517

2,777

364

(131,630)

15

1,778

6,451

976

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品

・機械工具・電子部品・

プリンティングデバイス

製造装置

4,508

6,839

3,096

(308,985)

15

16,502

30,960

1,590

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

産業・自動車用部品

及び生活・環境

液晶ディスプレイ

・太陽光発電システム

・医療機器製造装置

4,777

4,604

1,052

(198,196)

404

791

11,628

1,289

京都綾部工場

京都府

綾部市

半導体関連部品

有機多層パッケージ

製造装置

6,405

75

1,588

(152,061)

0

11

8,079

638

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに生活・環境

ファインセラミック部品

・機械工具・セラミックパッケージ・有機多層

パッケージ・セラミック

ナイフ製造装置

5,540

10,387

1,525

(215,525)

25

1,348

18,825

2,813

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに電子デバイス

ファインセラミック部品

・自動車用部品・セラ

ミックパッケージ・電子部品・プリンティング

デバイス製造装置

12,826

15,732

2,458

(400,028)

93

2,472

33,581

3,429

 

(2)国内子会社

2019年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他

ホテル及び賃貸用

ビルディング

5,255

40

5,331

(40,628)

33

151

10,810

251

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

ドキュメント

ソリューション

プリンター用

消耗品・複合機

製造装置

6,288

1,898

5,196

(336,354)

-

427

13,809

2,224

 

(3)在外子会社

2019年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

Dongguan Shilong

Kyocera Co.,Ltd.

中国

広東省

東莞

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

液晶ディスプレイ・

機械工具・プリン

ティングデバイス

製造装置

1,045

2,688

-

-

434

4,167

3,130

Kyocera Document

Technology (Dongguan) Co., Ltd.

中国

広東省

東莞

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

1,945

1,793

-

-

1,480

5,218

5,792

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

ベトナム

フンイェン

半導体関連部品

セラミックパッ

ケージ製造装置

4,224

1,886

-

-

571

6,681

1,524

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

ベトナム

ハイフォン

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

3,312

455

-

-

1,848

5,615

4,419

Kyocera International, Inc.

米国

カリフォルニア州

サンディエゴ

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品・セラミックパッケージ製造装置

4,542

2,723

1,122

(571,795)

-

3,059

11,446

1,085

AVX Corporation

米国

サウス

カロライナ州

ファウンテンイン

電子デバイス

電子部品製造装置

4,264

1,443

556

(1,026,876)

-

1,080

7,343

917

AVX Manufacturing (Malaysia) Sdn. Bhd.

マレーシア

ペナン

電子デバイス

電子部品製造装置

87

1,971

64

(45,453)

-

5,750

7,872

985

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

チェコ共和国

ランシュクロウン

電子デバイス

電子部品製造装置

3,412

2,202

145

(136,340)

-

431

6,190

2,298

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品及び建設仮勘定の合計です。

なお、金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2  土地及び建物の一部につき、賃借しているものがありますが、金額に重要性がないため記載していません。

3  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1) 重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ23,481百万円(27.1%)増加の110,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

産業・自動車用部品

増産及び生産性向上のための設備導入

自己資金

半導体関連部品

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

電子デバイス

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

コミュニケーション

新製品投入及び増産のための設備導入

同上

ドキュメントソリューション

新製品投入及び増産等のための設備導入

同上

生活・環境

生産性向上のための設備導入

同上

 

(2) 重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、主に「産業・自動車用部品」及び「電子デバイス」において、旺盛な需要に対応するための生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資を行った結果、当連結会計年度の設備投資金額は、前連結会計年度に比べ18,738百万円(27.6%)増加の86,519百万円となりました。なお、当連結会計年度の設備投資については、主に自己資金を充当しています。

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率(%)

産業・自動車用部品

11,793

21,184

79.6

半導体関連部品

16,411

15,820

△3.6

電子デバイス

19,095

26,512

38.8

コミュニケーション

1,836

4,813

162.1

ドキュメントソリューション

6,891

6,013

△12.7

生活・環境

6,185

5,454

△11.8

その他

921

1,346

46.1

本社部門

4,649

5,377

15.7

合  計

67,781

86,519

27.6

 

(注)1  金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

      2  当連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更しています。この変更に伴い、前連結会計年度の設備投資金額についても同様の区分に組み替えて表示しています。詳細は、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)  連結財務諸表  注記17」に記載のとおりです。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1) 提出会社

2018年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物

及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

山形東根工場

山形県

東根市

電子デバイス

電子部品製造装置

1,483

2,623

183

(69,332)

8

92

4,389

505

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

ファインセラミック部品・機械工具・電子部品・プリンティングデバイス製造装置

471

1,054

96

(85,201)

-

4,736

6,357

490

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品・セラミックパッケージ製造装置

875

2,207

364

(131,630)

23

1,383

4,852

1,035

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

産業・自動車用部品、電子デバイス

並びに生活・環境

ファインセラミック部品・機械工具・電子部品・プリンティングデバイス・太陽光発電システム製造装置

3,492

7,023

3,096

(308,985)

-

14,503

28,114

1,807

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

生活・環境

太陽光発電システム・医療機器製造装置

3,431

2,602

1,052

(198,196)

501

436

8,022

690

京都綾部工場

京都府

綾部市

半導体関連部品

有機多層パッケージ製造装置

7,616

6,078

1,588

(152,061)

2

52

15,336

662

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに生活・環境

ファインセラミック部品・機械工具・セラミックパッケージ・有機多層パッケージ・セラミックナイフ製造装置

4,550

8,962

1,525

(215,525)

34

920

15,991

2,690

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

産業・自動車用部品、半導体関連部品並びに電子デバイス

ファインセラミック部品・自動車用部品・セラミックパッケージ・電子部品・プリンティングデバイス製造装置

6,745

10,512

2,458

(400,028)

92

1,652

21,459

3,336

 

(2) 国内子会社

2018年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他

ホテル及び賃貸用

ビルディング

5,853

88

5,486

(1,284,779)

56

140

11,623

301

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

ドキュメント

ソリューション

プリンター用消耗品・複合機製造装置

6,756

1,856

5,427

(332,942)

-

758

14,797

2,250

 

(3) 在外子会社

2018年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

Dongguan Shilong

Kyocera Co.,Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

産業・自動車用部品

及び電子デバイス

液晶ディスプレイ・機械工具・プリンティングデバイス製造装置

1,109

1,956

-

-

411

3,476

3,119

Kyocera Document

Technology (Dongguan) Co., Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

1,465

291

-

-

3,304

5,060

5,151

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

Hung Yen Province, Vietnam

半導体関連部品

セラミックパッケージ製造装置

4,204

2,233

-

-

273

6,710

1,508

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

Hai Phong,

Vietnam

ドキュメント

ソリューション

プリンター・複合機製造装置

3,552

459

-

-

742

4,753

4,122

Kyocera International, Inc.

San Diego

California,

U.S.A.

産業・自動車用部品

及び半導体関連部品

ファインセラミック部品・セラミックパッケージ製造装置

3,085

2,275

1,072

(571,795)

-

2,044

8,476

1,039

AVX Corporation

Fountain Inn

South

Carolina,

U.S.A.

電子デバイス

電子部品製造装置

3,125

650

530

(1,026,876)

-

2,129

6,434

777

TPC Malaysia

Sdn. Bhd.

Penang

Malaysia

電子デバイス

電子部品製造装置

92

2,342

61

(45,453)

-

1,956

4,451

906

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

Lanskroun,

Czech

Republic

電子デバイス

電子部品製造装置

4,651

1,717

151

(123,161)

-

451

6,970

2,537

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品及び建設仮勘定の合計です。なお、金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2  土地及び建物の一部につき、賃借しているものがありますが、金額に重要性がないため記載していません。

3  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1) 重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ12,219百万円(18.0%)増加の80,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

産業・自動車用部品

増産及び生産性向上のための設備導入

自己資金

半導体関連部品

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

電子デバイス

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

コミュニケーション

新製品投入のための設備導入

同上

ドキュメントソリューション

新製品投入及び増産のための設備導入

同上

生活・環境

生産性向上のための設備導入

同上

(注) 当社は翌連結会計年度よりレポーティングセグメントの区分を変更します。詳細は「第5 経理の状況 1

   連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記20」を参照下さい。

 

(2) 重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は、電子デバイス関連事業及び半導体部品関連事業において、旺盛な需要に対応するための生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資を行ったものの、機器事業において新モデルの生産体制の合理化を進めた結果、当連結会計年度の設備投資金額は、前連結会計年度に比べ1,152百万円(1.7%)減少の67,781百万円となりました。なお、当連結会計年度の設備投資については、主に自己資金を充当しています。

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率

(%)

ファインセラミック部品関連事業

7,136

5,310

△25.6

半導体部品関連事業

15,344

16,366

6.7

ファインセラミック応用品関連事業

10,055

9,367

△6.8

電子デバイス関連事業

19,607

21,359

8.9

通信機器関連事業

2,624

1,402

△46.6

情報機器関連事業

8,512

6,891

△19.0

その他の事業

2,604

2,437

△6.4

本社部門

3,051

4,649

52.4

合  計

68,933

67,781

△1.7

 

(注)  金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1) 提出会社

平成29年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物

及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

ファインセラミッ

ク応用品関連事業

並びに電子デバイ

ス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・切削工具

・プリンティングデバイス製造装置

402

404

96

(85,201)

-

4,675

5,577

310

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

ファインセラミッ

ク部品関連事業及

び半導体部品関連

事業

ファインセラミッ

ク部品・セラミックパッケージ製造装置

734

2,546

364

(131,630)

16

1,343

5,003

1,000

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

ファインセラミッ

ク応用品関連事業

並びに電子デバイ

ス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・太陽光発電システム・切削工具・プリンティングデバイス製造装置

3,780

5,644

3,096

(308,985)

-

10,571

23,091

1,583

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

ファインセラミック応用品関連事業

太陽光発電システム製造装置

2,657

2,424

1,052

(198,196)

598

400

7,131

441

京都綾部工場

京都府

綾部市

半導体部品関連事業

有機多層パッケージ製造装置

9,097

9,258

1,588

(152,061)

3

72

20,018

624

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

半導体部品関連事

業並びにファインセラミック応用品関連事業

ファインセラミッ

ク部品・セラミックパッケージ・有機多層パッケージ・切削工具製造装置

4,064

6,092

1,347

(206,017)

11

472

11,986

2,659

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

半導体部品関連事

業並びに電子デバ

イス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・自動車用部品・セラミックパッケージ・電子部品・プリンティングデバイス製造装置

6,354

6,879

2,458

(400,028)

85

863

16,639

3,321

 

(2) 国内子会社

平成29年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

京セラクリスタルデバイス㈱

山形県

東根市

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

1,903

6,111

758

(86,939)

15

65

8,852

884

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用

ビルディング

5,938

72

5,486

(1,284,779)

38

160

11,694

313

京セラコネクタ

プロダクツ㈱

横浜市

緑区

電子デバイス関連

事業

コネクタ製造装置

649

1,343

3,222

(17,608)

-

1,062

6,276

412

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

情報機器関連事業

プリンター用消耗品・複合機製造装置

7,419

3,251

5,427

(332,942)

-

378

16,475

2,259

 

(3) 在外子会社

平成29年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

Dongguan Shilong

Kyocera Co.,Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

ファインセラミッ

ク応用品関連事業及び電子デバイス関連事業

切削工具・液晶ディスプレイ製造装置

1,136

1,397

-

-

250

2,783

2,877

Kyocera Document Technology (Dongguan) Co., Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

情報機器関連事業

プリンター・複合機製造装置

1,634

245

-

-

900

2,779

5,859

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

Hung Yen Province, Vietnam

半導体部品関連

事業

セラミックパッケージ製造装置

4,182

1,424

-

-

591

6,197

937

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

Hai Phong,

Vietnam

情報機器関連事業

プリンター・複合機製造装置

3,239

505

-

-

609

4,353

3,302

AVX Corporation

Fountain Inn

South

Carolina,

U.S.A.

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

2,545

484

560

(1,026,876)

-

2,060

5,649

839

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

Lanskroun,

Czech

Republic

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

3,293

1,310

131

(123,161)

-

343

5,077

2,394

AVX Industries,

Pte. Ltd.

San Salvador,

El Salvador

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

1,234

746

441

(70,885)

-

319

2,740

3,589

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品及び建設仮勘定の合計です。なお、金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2  土地及び建物の一部につき、賃借しているものがありますが、金額に重要性がないため記載していません。

3  現在休止中の主要な設備はありません。

3 【設備の新設、除却等の計画】

(1) 重要な設備の新設等

  翌連結会計年度の設備投資額は、当連結会計年度に比べ18,067百万円(26.2%)増加の87,000百万円を計画しています。なお、当社は、設備の新設・充実の計画を個々のプロジェクトごとに決定していないため、次のとおりレポーティングセグメントごとに設備投資の主な内容・目的及び資金調達方法を表示しています。

 

 

設備投資の主な内容・目的

資金調達方法

ファインセラミック

部品関連事業

増産及び生産性向上、並びに合理化のための設備導入

自己資金

半導体部品関連事業

セラミックパッケージ及び有機パッケージの増産及び生産性向上のための設備導入

同上

ファインセラミック

応用品関連事業

主に切削工具の増産のための設備導入

同上

電子デバイス関連事業

増産及び生産性向上のための設備導入

同上

通信機器関連事業

新製品投入のための設備導入

同上

情報機器関連事業

新製品投入及びトナー増産のための設備導入

同上

その他の事業、及び

本社部門

研究開発のための設備導入

同上

 

(2) 重要な設備の除却等

  経常的な設備の更新のための除却・売却を除き、生産能力に重要な影響を及ぼす設備の売却、撤去等の計画はありません。

1 【設備投資等の概要】

  当連結会計年度は主に、デジタルコンシューマ機器市場及び自動車市場向け製品の生産能力の拡大及び生産性向上のための設備投資を行いました。この結果、当連結会計年度の設備投資金額は、前連結会計年度に比べ12,263百万円(21.6%)増加の68,933百万円となりました。なお、当連結会計年度の設備投資については、主に自己資金を充当しています。

(百万円)

 

 

前連結会計年度

当連結会計年度

増減率

(%)

ファインセラミック部品関連事業

6,077

7,136

17.4

半導体部品関連事業

11,465

15,104

31.7

ファインセラミック応用品関連事業

6,665

10,055

50.9

電子デバイス関連事業

14,471

19,607

35.5

通信機器関連事業

2,525

2,624

3.9

情報機器関連事業

9,196

8,512

△7.4

その他の事業

2,695

2,844

5.5

本社部門

3,576

3,051

△14.7

合  計

56,670

68,933

21.6

 

(注)  金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2 【主要な設備の状況】

  当連結会計年度の主要な設備の状況は、次のとおりです。

(1) 提出会社

平成28年3月31日現在

 

事業所名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物

及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

長野岡谷工場

長野県

岡谷市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

ファインセラミッ

ク応用品関連事業

並びに電子デバイ

ス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・切削工具

・プリンティングデバイス製造装置

471

581

96

(85,201)

-

4,524

5,672

308

滋賀蒲生工場

滋賀県

東近江市

ファインセラミッ

ク部品関連事業及

び半導体部品関連

事業

ファインセラミッ

ク部品・半導体部

品製造装置

725

2,071

364

(131,630)

19

1,357

4,536

885

滋賀八日市工場

滋賀県

東近江市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

ファインセラミッ

ク応用品関連事業

並びに電子デバイ

ス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・切削工

具・ソーラーシス

テム・プリンティングデバイス製造装置

3,936

5,669

3,096

(308,985)

-

9,771

22,472

1,532

滋賀野洲工場

滋賀県

野洲市

ファインセラミッ

ク応用品関連事業

 

ソーラーシステム製造装置

 

2,933

3,159

1,052

(198,196)

710

93

7,947

449

鹿児島川内工場

鹿児島県

薩摩川内市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

半導体部品関連事

業並びにファインセラミック応用品関連事業

ファインセラミッ

ク部品・半導体部

品・切削工具製造装置

3,978

6,747

1,347

(206,017)

8

594

12,674

2,459

鹿児島国分工場

鹿児島県

霧島市

ファインセラミッ

ク部品関連事業、

半導体部品関連事

業並びに電子デバ

イス関連事業

ファインセラミッ

ク部品・半導体部

品・電子部品・プリンティングデバイス製造装置

6,873

6,756

2,458

(400,028)

60

513

16,660

3,294

 

(2) 国内子会社

平成28年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

京セラクリスタルデバイス㈱

山形県

東根市

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

1,974

4,330

758

(86,939)

22

747

7,831

833

京セラ興産㈱

東京都

渋谷区

その他の事業

ホテル及び賃貸用

ビルディング

6,212

54

5,486

(1,284,779)

26

151

11,929

305

京セラコネクタ

プロダクツ㈱

横浜市

緑区

電子デバイス関連

事業

コネクタ製造装置

756

1,798

3,222

(17,608)

-

1,139

6,915

425

京セラサーキットソリューションズ㈱

京都市

伏見区

半導体部品関連

事業

有機多層パッケージ・基板製造装置

8,793

5,615

341

(43,068)

9

5,592

20,350

1,619

京セラドキュメントソリューションズ㈱

大阪市

中央区

情報機器関連事業

複合機・プリンター用消耗品製造装置

7,268

1,670

5,427

(332,942)

-

836

15,201

2,241

 

(3) 在外子会社

平成28年3月31日現在

 

会社名

所在地

レポーティング

セグメント

設備の内容

帳簿価額(単位:百万円)

従業

員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

リース

資産

その他

合  計

Dongguan Shilong

Kyocera Co.,Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

ファインセラミッ

ク応用品関連事業及び電子デバイス関連事業

切削工具・電子部品製造装置

846

1,622

-

-

622

3,090

2,933

Kyocera Document Technology (Dongguan) Co., Ltd.

Dongguan

Guangdong,

China

情報機器関連事業

プリンター・複合機製造装置

2,023

357

-

-

865

3,245

5,859

Kyocera Vietnam

Co.,Ltd.

Hung Yen Province, Vietnam

半導体部品関連

事業

半導体部品製造

装置

4,502

1,982

-

-

283

6,767

881

Kyocera Document Technology Vietnam Co.,Ltd.

Hai Phong,

Vietnam

情報機器関連事業

プリンター・複合機製造装置

3,431

574

-

-

986

4,991

1,855

AVX Corporation

Fountain Inn

South

Carolina,

U.S.A.

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

1,907

368

607

(1,035,193)

-

1,102

3,984

630

AVX Czech

Republic,

S.R.O.

Lanskroun,

Czech

Republic

電子デバイス関連

事業

電子部品製造装置

3,791

1,612

137

(123,161)

-

69

5,609

2,316

 

(注)1  帳簿価額のうち「その他」は、工具器具、備品及び建設仮勘定の合計です。なお、金額には消費税及び地方消費税は含まれていません。

2  土地及び建物の一部につき、賃借しているものがありますが、金額に重要性がないため記載していません。

3  現在休止中の主要な設備はありません。

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