
主要な成膜手法には、CVD・PVD・ALD・熱酸化の4種類があり、膜質や構造に合わせて使い分けられます。

原料ガスを熱やプラズマで分解・反応させ、ウェーハ表面に固体薄膜を形成する手法。段差被覆性(ステップカバレッジ)に優れ、絶縁膜(SiO2, Si3N4)や多結晶シリコン膜の形成に広く用いられます。
固体材料(ターゲット)を加熱やスパッタリング(プラズマ衝突)などで気化させ、ウェーハ表面に薄膜を堆積させる手法。配線や電極(Al, Cu)、バリアメタル(TiN等)などの金属膜形成に強みがあります。
複数種類の原料ガスを交互に供給し、基板表面への吸着反応を利用して原子1層レベルで精密に薄膜を制御・形成する手法。FinFET/GAAや3D NANDなど、最先端の立体構造・極微細化に不可欠です。
高温炉内でシリコン基板自体を酸素や水蒸気と反応させ、基板表面のシリコンを直接酸化膜(SiO₂)へ変換する手法。他の成膜法と比べて界面欠陥が極めて少ない、最高品質のゲート酸化膜などを形成できます。